イナGO 二重人格のボク／俺はボカロの歌い手 フィフスステージ!!

二百四十五曲目 ページ45

コハル:ついでにトーマさん、いってみるか！「マダラカルト」ォ！

コハル:♪「マダラ教典 イカサマ宣教師 神を妬んだような催眠剤」
「マヤの竜骨は覚醒細胞で皮膚に摩り込めば最上の依存さ」
「そこの信仰も混ぜ込んじゃえば 世話焼きのパトロンも泣き出した」

パトロンってなんだろ…警察か何かか？
俺は歌い出しの時に被っていた軍隊が被ってそうな帽子を少し上げ、首を傾けた。

コハル:♪「君の流行 乾涸(ﾋｶﾗ)びてんだ 随分と嘘が得意なんだろうね」

コハル:♪「ベツレヘムに選ばれたと 偽りの洗脳 飾れ飾れ」
「掻き鳴らせ 舌の上で さあ今こそ至福を知れ」!！

コハル:♪「マダラカルト 全脳に覚醒 悶える倫理開眼叫べドグマの児」
「マダラカルト 有限の礎 モノリスは先天の大地に生を受けた」

デスボ…できねぇんだよなぁ……

コハル:♪「廃棄の元日埋葬連鎖 紅色寺院は害を謳ってる」
「とっくに咲いた神経裁断 ガルーダは低空飛行で問いかけた」

この時だけ、声のトーンを少し変える。

コハル:♪「アスファルト充血 崇めラジオ 室外機騒音 耳を塞げ」
「呪術にかまけた防毒マスク 吐息の向こうで笑っていろ」ｫｫｫ!!

コハル:♪「マダラカルト 名声に道連れ 鵜呑みの一斉賛同 長けたミームの死」
「マダラカルト 根底の無秩序 打ち捨てた化身は最後の声を分けた」

ここでデスボ使えたら……かっこいいんだろうなぁ……と思いつつ、スクリーンに映る異形を眺めていた。
おっと、次来る。

コハル:♪「鈍感な体温が渦巻いた しがない転生人格者 昏睡前衛」
「サイコパス 還ろうか 籠の中 もう息は止まっている」ゥゥゥウウ!!!!

コハル:♪「マダラカルト 幻影の讃美歌 剥き出しの心臓塔さあ核心を突け」
「マダラカルト 完全な烙印 ベルゼバブの産卵」
「オルガンは鳴らない」！!！

会場を指差し、俺は高らかに言った。

コハル:♪「マダラカルト 全脳に覚醒 悶える倫理開眼 叫べドグマの児」
「マダラカルト 有限の礎 さあ同化と蘇生を もう一人なんかじゃない」

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使用した曲

マダラカルト

作詞･作曲:トーマ

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