イナGO 二重人格のボク／俺はボカロの歌い手 フィフスステージ!!

二百二十四曲目 ページ24

コハル:勉強がキライなテメーらに、とっておきの曲いってみよう！

ドラムに合わせてカラフルなスポットライトが揺れる。
今回も後ろのスクリーンを駆使するぜwww

コハル:♪「刃渡り数センチの不信感が」

何度目だこのナイフ。
でもまー、リアルだこと。

コハル:♪「挙句の果て静脈を刺しちゃって」
「病弱な愛が飛び出すもんで」

うわ、腕に突き立てたら血糊がっ…！
やべぇこれ後で腕パリパリになるじゃんww

コハル:♪「レスポールさえも凶器に変えてしまいました」
「ノーフィクション」

コハル:♪「数学と理科は好きですが 国語がどうもダメで嫌いでした」
「正しいのがどれか悩んでりゃ どれも不正解と言うオチでした」

これ、絶対テストで教師がやっちゃダメな話だよな。リアルに。

コハル:♪「本日の宿題は 無個性な 僕の事」
「過不足無い 不自由無い 最近に 生きていて」
「でもどうして 僕達は時々に いや毎日」
「悲しいって言うんだ 淋しいって言うんだ」

コハル:♪「黒板のこの漢字が読めますか」

後ろのスクリーンは黒板を映して、白いチョークで今の歌詞が書いてある。

コハル:♪「あの子の心象は読めますか」

(ナゼか)後ろ姿のシロが映っていた。

コハル:♪「その心を黒く染めたのは おい 誰なんだよ」
「お い 誰 な ん だ よ」

コハル:♪「そろばんでこの式が解けますか」

そろばんの玉が上下に動く。

コハル:♪「あの子の首の輪も解けますか」

また、今度は麻縄の輪が首に掛かったシロの後ろ姿だった。
安心しろ。ぶらさがってない。

コハル:♪「僕達このままでいいんですか」
「おい どうすんだよ」
「もうどうだっていいや」

エレキギターをギャンギャン鳴らす。
ドラムができたら見せらたけど、生憎家じゃ練習することは難しい。

コハル:♪「いつまで経ったって僕達は ぞんざいな催眠に酔っていて」
「どうしようもないようなを 驕傲(ｷｮｳｺﾞｳ)ずっと」
「匿ってたんだ」

コハル:♪「昨日の宿題は 相変わらず 解けないや」
「過不足無い 不自由無い 最近に生きていて」
「でもどうして 僕達の胸元の塊は 消えたいって言うんだ」
「死にたいって言うんだ」

コハル:♪「黒板のこの漢字が読めますか」
「あの子の心象は読めますか」
「その心を黒く染めたのは おい 誰なんだよ」
「お い 誰 な ん だ よ」

今度は、リボンは付けているけど、顔に紙を貼ったシロだった。





続きます！
　

二百二十五曲目→←二百二十三曲目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す