アドラステア【朔間凛月】 (ページ6)

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『あー、帰ったら何しようかな』

指定された部屋に資料を無事届け、普通科の校舎へ行くまでに放課後は何をしようかと考えていた。

「ふあ～ぁ、」

突如、何処からか聞こえてきた声に驚く。

辺りを見回しても誰もいない。

近くの校舎は窓が開いていたので、そこから聞こえたのだろうと思い再び歩こうとしたその時

(ﾄﾞｽｯ

何かにぶつかった。

「っ、痛いんだけどぉ、誰？」

『ごめん気づかなかった』

「あーそう。取り敢えず、睡眠妨害はやめてよねぇ？俺まだ眠いんだから...」

『え、っと、朔間凛月くんだよな？部活はしないの？』

凛「そうだけど。でも朔間って呼ばないでよね、兄者と一緒にされたくない。部活はサボってる、見ればわかるでしょ？」

『ごめんな。えーと、じゃあ、凛月くん。』

凛「呼び捨てでいい。」

『...凛月。部活とかアイドル活動はやらなくて良いのか？』

凛「面倒くさいし、気が向いたらね～」

『あ、そう...』

アイドルってこんなに怠そうにしてて良いのか？