じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

47、ゴーン ページ49

「ふふ、セルフ無領空処だって！悟、やってあげたら？」

「領域てんかーい！」

『わ〜！情報が完結しない〜！！』


あははと楽しそうな声が広い部屋中に響く。

夏油さんも心から楽しそうだ。
いや、からかってるのかもしれないけど…。


いくらはしゃいでも尽きない会話の中、ふと窓の外から微かにゴーン、ということが聞こえてきた。


ゴーン


ゴーン……


ゴーン。


ゴーン…！


私たちの会話みたいにいくら鳴っても止まないその鐘の音は私の世界でもあるそれだった。


「あ、除夜の鐘聞こえるね」

「もうそんな日付か…早いね」

『今日って12月31だったんですか？』

「ん？そうだよ」

『明日は新年…？』

「うん？Aの世界はいつが年始だったの？」

『いや……』


いや、確かに寒いな〜って思ってたけど……コスプレ服って普通の布素材じゃないことが多いから(通販で買った場合)それがいい感じに防暖になってたんだけど……


え、新年なん？？？

この世界って進級とかすんのかな……？

ってか私って歳とるんか…？



「A〜ほら、ごーよん、さんにーいち！」


『えっ！？』


五条悟がカウントダウンしたと思ったらヒョイっと体が浮いた。

「あけおめ〜ことよろ〜！！！」

「A……大丈夫かい？
あけましておめでとう。今年からもよろしく。」

『へ、あ、あ、け、おめです……。』


浮いたかと思えば夏油傑に抱えられて静かに下に下ろされる始末。

あれ……？情報が完結しない。




「ほら、年越す時は地球にいなかった〜ってやつ」

『いや、五条さんの場合は本気で浮いてる感じする！！』

「ほら、僕って魔法使いだから」

『ま？？？？』

「A、はいお年玉」

『えっ』

「あっ僕からもあげる〜〜」

『ポチ袋がこんな太いことある？？』


色んなことが一気に起こりすぎてまじで追いつかないが、とりあえずお年玉をもらた。

2人ともいつの間に用意していたのか、懐からスっと出てきた。

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