じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

23、バレー！ ページ24

私たちはゆっくり歩いて2人のところに向かった。

そして自慢げにふんすしている真人の足元にはウンザリした表情の富士山。

綺麗に顔だけ出ている。


『わぁ、生首……』

「おい、なんか色々思い出すからやめろ」

「さすがに可哀想じゃないか？」



「あはは！飽きちゃったから別のことしよー？」




別のことって…漏瑚さん出してあげないんですか…？

可哀想に、と哀れみの目を向けているとどうやら自力で出られるようで、ポンッと砂からでてきた。

特級ってすごいんだなぁ…！！


「あ！ビーチといえばバレーでしょ！さぁ2対2で対戦だ！」


毎度毎度幼児のように元気な真人。とても可愛い。大好きだ。


『じゃーグッパで別れましょう！』

「そうだね。よし、ぐっぱー」

「「「『じぇす！』」」」



私と漏瑚はパー
真人と夏油さんはグー


……相手強くね？



『漏瑚さん、私今日が命日でしょうか…？』

「……いや、さすがに手加減はするだろう…」


相手の見た目からしての強さにパーチームでコソコソと不安を打ち明け合う。

チームワークは抜群だ！！！！


「じゃあサーブそっちからでいいよー」



突然ボールがポーンと投げられて私が受け取った。


毎回思うけどどっから出したんだろう。ネットとかボールとか…

人間とかじゃないよね……？いや、さすがに？



『あ、じゃあいきまーす！っと！』

「うわっ！あー！ずるい、ラインギリギリ狙ったでしょ！」

『狙っちゃった！一応バレー部だったもんで！』

「思ってたより身体能力が高いんだね…
この世界に入った時に強化されたか…」


驚いた、というように微笑ましい顔をこちらに向けてくる夏油傑のお顔は国宝級で思わずおっふしてしまいそうになる。

今野薔薇ちゃんのコスプレでよかったと心から思う。五条悟とか両面宿儺のコスプレだったらめちゃくちゃ動きにくいと思うから。


身長盛る為の厚底の靴やら、衣装のヒラヒラ具合だとか……




それにしても、中学時代の感覚が鈍ってなくて助かった。

多分素人のままこのバレーやってたらなんか虐められそうだし…！！？？

相手チームがそういう性格してる。

絶対そうだと思う。

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