黒子っちの妹という小悪魔が出現しました。【黒子のバスケ・黄瀬涼太】

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黄瀬「それはそうと、

　 Aっちってなんでバスケ巧いんスか？」


貴方「いえそんなっ」


黄瀬「俺に勝ったんスらか十分巧いッスよ」


黒子っちは見たい番組があるとかって言って


Aっちを俺に押しつけて帰って行った。


大事な妹はちゃんと連れて帰って欲しいッス…。


貴方「入院中も月バスは見てましたよ。

　 よくアメリカとかのバスケもテレビで。

　 広場でちっちゃい子とも遊んでました」


それだけで…。


うっはぁ。


なんか、もうすでにさすがって感じッス。


赤司っち、試合出したいだろうなぁ…。


あ、でもそれじゃあベンチになるのは俺っ！？


それは嫌ッス！！


貴方「久々に本気でできて楽しかったです。

　 子供相手じゃ本気出せませんし」


黄瀬「まぁそうッスよね」


それに病院の広場なら、


ホントにホントの遊び程度。


スカッとする気持ちは分かる気がするッス。


貴方「またお相手してもらえます？」


黄瀬「もちろんいいッスよ！

　 今度は負けないッスからっ」


貴方「次は赤司さんとかも呼びましょうか」


黄瀬「それは負けた時の為に遠慮するッス」


貴方「ふふふっ」


おろした黒子っちと同じ色の髪が揺れた。


距離が近いせいなのか、なんかいい匂いがした。


夕陽の逆光で、Aっちの顔はあまり見えない。


けど、笑っているのはわかる。


黄瀬「あの、さ」


貴方「？」


黄瀬「二人の時は…、Aじゃだめッスか…？」


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貴方「いいですよ」

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