13話 ページ14
この人…グイグイくるけど…凛月君といい、この人といい…他人の事がそんなに気になるのかな…。でも、話を聞いて貰おう…二度と会うかわからない…だから話せるんだよね。
「仕事がうまくいってなくて…。何をしても怒られるし…雑用ばかり……毎日遅くまで仕事しているんですけど…私は周りの人達から必要とされていないんです」
私は、ゆっくり立ち上がり海を見つめた。
綺麗な海に消えてしまいたい。そう思ってしまったら足が止まらない…海へと向かい歩いた。
「…必要とされたいのか?そんな奴らに」
私の手首を男性は掴んでいた。手首を掴んでいる手はかなり力強く…緑の瞳を少し釣り上げ私を睨む。
「っ…されたいですよ!!私は…誰かに必要とされたいんです!!褒めて欲しいんです!……ありがとうって言われたいのっ……。お願いしますっ…手を、手を離して下さい!もう楽になりた」
「リッツに…なんて説明すればいいんだ?勝手に死にました、なんて言えないだろ。……Knightsがお前を守る、だから…馬鹿な真似はやめろ」
私は頬を叩かれた。…初めて誰かに殴られた。でも怒りより、悲しみより…本気で心から怒ってくれたんだって嬉しさが大きい。
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紅狼鬼(プロフ) - 猫愛りあさん» ありがとうございます(⚲□⚲)グダグダの文章ですみません。いま、新しく作品を考えています!お暇なときチェックしてくださると嬉しいです(^^) (2月26日 15時) (レス) id: 3e3ff661c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 感動したぁ…泣き泣き泣き (2月26日 14時) (レス) @page44 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅狼鬼 | 作成日時:2021年9月7日 19時