喧嘩できない私は潔く東卍を辞めたい

四十四話目 ページ44

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『東卍抜けたいっす！！マイキーくん！』


「無理〜」


『お願いします！ドラケンくん！』


「無理」


『三ツ谷くん…』


「悪ぃ、無理」


『ば、場地さぁぁぁん！！！！』


「うるせえ無理」


『千冬…？』


「ごめん無理」


『タケミッちっ』


「あはは…頑張れ…」




もう心折れるんだけど、ボキボキなんだけど！！


なんなのみんな！！！一人ぐらいあいわかったって言ってよ！！！！



『どうしてダメなんですか、三ツ谷くん』


「お前もほんと諦めねぇな」


『だって喧嘩とか無理だし…』


「まあお前女だもんな、クソ弱ぇし」


『…………ほんとみんなグサグサ突き刺してくるね…』


「早く諦めろ」


『はぁ…もう帰ります！また明日交渉しに来ます！！！それじゃーーーーーわっ、なんですか！？』


「あ、悪ぃ…なんでもねー」



急に腕を掴まれびっくりして振り向けばじっとこっちを見てきた



『もう、びっくりした〜それじゃ、また』


「ああ…(あいつ今…透けてた？)」

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