第５話 ページ5
＊
貴利矢の友人、西脇がゲーム病を発症してしまった。
広場で火車の様なバグスターが暴れている。
「自分が勝ったら、名人のガシャット返してもらうからな」
「ふん、面白い。俺が勝ったらお前のガシャットをいただくぜ」
その時、颯爽と現れた一台のバイクが貴利矢達の目の前に停まった。
運転手は髪をなびかせながらヘルメットを外すとその素顔を晒した。
「間に合ったね」
「遅いよA〜」
「え、Aさん!?」
Aは仕事中は髪をトップで一括りにしているのだが、今は下ろしている。
そして服は体のラインが浮き出る様なデザインでジャケットもパンツもレザー製である。
後ろ姿だけ見るといつものAとはまるで別人の為、顔を見た時の永夢と飛彩は驚きを隠せない。
「貴利矢、さっさと変身しちゃって」
「あいよ」
それだけ言うとAはバグスターとは別方向に走り出した。
「Aさん、どこ行くんですか？」
これから戦わなければいけないというのに何をする気だろうか、と永夢は思う。
「ほう、今日はそっちの気分か」
「どういう事ですか？」
どうにも解釈の出来ない大我の言葉に、永夢は更に疑問を抱く。
そもそも目の前の状況が把握出来ていない上に手前で勝手にこそあどで話されても理解出来るはずが無い。
「多分いい感じの狙撃ポイント探しに行ったんじゃない？ ライダー達がバグスターと重なってても、ある程度高さがある所だったら撃ちやすいし」
更にポッピー曰く、Aは毎回戦いの度にハンドガンだったりサブマシンガンだったりライフル銃だったりと、色々と武器を変えて戦うのが好きなんだとか。
そして大我曰く、「アイツは気分屋だから」
因みに雑魚バグスターなら近接戦闘でも大丈夫である。
永夢と飛彩が納得した所で、貴利矢と大我が変身した。
「ふぅー、ノリにノってるぜ！」
「ミッション開始」
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りんか(プロフ) - 九条貴利矢が好きだという気持ちがヒシヒシと伝わってくる話ですね！更新待ってます！！ (2017年10月9日 19時) (
レス) id: 3584b965a9 (このIDを非表示/違反報告)
凩奏詠(プロフ) - あいかさん» 返信遅れてしまい申し訳ないです。コメントありがとうございます。未だこうして応援して頂けて嬉しいです。 (2017年10月8日 23時) (レス) id: e22f7985b6 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - はじめましてあいかといいます！この小説の続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って！！ (2017年10月4日 10時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凩奏詠 | 作成日時：2017年3月20日 2時
