【黒バス】なんだかんだ、関わってますよね〜。２

63 ページ15

.






「……………はっ、」





乱暴に、身体が離された。



図星言われて

口で口を塞ぐとは、灰崎なんと言うリア充脳。



いやいや、て言うか何してくれてんの灰崎。






「なに、したんですか」



「ハァ？わかんねーの？」



「言い方を間違えました。
なに変な事をしてくれたんですか」




「テメェがムカつくから」





安定の灰崎に私は絶句した。

そんなので私は唇奪われたのか。

いや、原因作ったのは私なんだけど。
やっぱり灰崎にバスケネタは禁句だったかな。





「……」




「言葉も出ねーのか」




してやったと笑う灰崎にイラついて

私はにこりと笑みを浮かべた。





「今の事は、私の言動のせいなのであなたを責めることは出来ません」




「ハ？」





「今のは犬に甘噛みされたとでも思っておきますね、だけど……」





私は落ちたバスケットボールを両手に持ち


とびきりの笑顔を灰崎に向ける。









「もし、二度目があった時は




蹴り上げますね」






どこを、とは言わない。


だが、蹴るからな。

覚えてろよショーゴくん。




私は知ってるんだからな



バスケが飽きたとか言っときながら


実は高校でも続けていて

変な髪型になっている事を。






知ってるんだからね！！！！！

64→←62

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す