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体勢を低くして突っ込んでいく


袖に隠してた刃物を出して


ギリギリ当たらないようにしたから振り上げる


優しい人たちかもしれないから


本当に関係無いかもしれないから


ここから離れなきゃ



薫香「なんだよお前ッ!」


女の子がバランスを崩した


僕は部屋から飛び出した


薫香「待てよ!」


思いのほか早く体勢を立て直してきた


店長「怪我をさせないようにね」


こんな時にそんなことを気にするのか


まあ、いいや



早く階段を降りなくちゃ



薫香「待てって言ってんだろッ!」


A「!?」


もう真後ろにいた
やばい思って振り返り刃物をふった


だけどその拍子に僕は階段から落ちてしまった


落ちた衝撃で頭がグラグラするけど


1階に来たんだ




あと少し




あと、少しで出れるんだ


薫香「アヤト!そいつを抑えろ!」


えっ、アヤト?


ここにもう1人いるのか?






やばい、





そう思って起き上がろうとした時には


もう遅かった



絢都「はぁ、なんだよ」



赫子で床に張り付けられていた

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作者名:夢無人 | 作成日時:2017年6月30日 22時

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