ぼくらのきずな【気象系】 (ページ39)

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最後の約束４ページ39

雅紀side

只今俺は、潤をおんぶしています

恥ずかしいだのバカだのうるさいよ…俺の背中で

信号が変わって動き出すと静かになった

潤「バカ、バーカ…」

雅「まだ言ってんの？大丈夫だって、全然居ないし」

潤「そういう問題じゃないわ！バカ！」

雅「じゃあ置いてくよ？」

潤「……」

雅「絶対遅刻になっちゃうよ。最初の登校日くらい、別にいいじゃん！」

あんまり使いたくない方法なんだけどさ、
周りの目が結構痛いから…

静かになったので、
おんぶのまま校舎に向かう

校門の前で下ろすと、
何も言わずに歩き出した

教室に着いて時間を見ると
チャイムが鳴る10分前

雅「まだ結構余裕あったね？」

潤「だから…、やだって…」

雅「そんな顔しないの～！」

ムスッとした顔になって目を逸らす

恥ずかしいだけなのはわかってる

頭をポンポンとしてから席に座る

運良く番号順じゃなくて、
潤の後ろの席に座る

その後も数人が入ってきて、
席もだんだん埋まってきた頃

「この席、空いてる？」

潤「え…、うん…」

「よかった、前座るんでよろしく」

潤「あ、うん…」

「名前、聞いていい？俺、櫻井翔」

潤「え、と…」

雅「松本潤だよ。俺は、相葉雅紀」

翔「…そっか、よろしく！」

一瞬不思議そうな顔を見てした櫻井くん

でもすぐに笑顔になった

潤「ごめん…、まさ…」

雅「いいの。でもビックリだね、前の席に座るだけで挨拶してくるなんて」

潤「うん。ビックリしすぎてもう覚えてない」

雅「え、それは早すぎでしょ！」

そんなこんなで高校生活、1日目が始まった