メンバーに相談。番外編2 ページ24
二階堂が色々聞いてきたけど俺らは多くを語らなかった。
全てを話すのはめんどくさいから、いやまぁそこはいいじゃんって流してただけなのに
「うわ、そんなとこも藤北だわ、これぞだわ。」
とか、そこにさえ感動してて。
二階堂でこれなら千賀はボロ泣きだろうななんて容易に想像がつく(笑)
この日は藤ヶ谷が次の日早朝撮影ってことがあって早めに解散になった。
まっすぐ家に帰ろうと思ったが、今自分が藤ヶ谷と普通に話せる状態っていうのがなんか落ち着かなくて宮田に電話する。
「もしもしー？どした？」
「……家行っていい？」
「いいよ、鍵開けとくわーお風呂は？」
「いい。すぐ帰る。」
「おっけー待ってる〜」
宮田はいつどんなテンションで俺が家に行きたいって言っても理由を聞いてこない。
だから本当に行くだけの時もあれば
今日みたいになんか家直行な気分じゃないなって時は宮田の家経由することも多々。
今日は圧倒的後者だ。
「お疲れ。なんかあった？」
家に入った瞬間聞かれる。
鈍感そうな宮田だが、俺が家直行な気分じゃなくて家に寄ってる時だけ、高確率でなんかあった？って聞いてくるから俺は毎度結構マジで感動してしまう。
「お前のそのなんかあったこと察知能力すげえよな、どこでわかんの？」
「そんなのだいたい電話のテンションでわかるよ。どしたの？……てか目ちょっと腫れてない？大丈夫？」
鋭いがすぎる(笑)
「いやなんか報告するわけでもねぇんだけどさ…藤ヶ谷と和解したっつーか…さっきまで2人で話してたんだけどさ…」
と、気づいたら全部喋っていた。
藤ヶ谷と和解したこと
キスマイ閉じるのもありかと思ってたこと
ジャニーさんからキスマイを藤ヶ谷と2人で引っ張っていけって言われてたのに全然できてないことをずっと負い目に感じてたこと
ぶっちゃけグループがギリギリだと感じていたこと
途中から俺がまた泣いてしまったもんで見れてなかったが、話終わって顔をあげると何故か宮田も号泣していた。
「何でお前が泣いてんだよ(笑)」
「ごめんごめん(笑)ガヤさんとキタミツが仲直りしたことが嬉しいししさ。
俺もなんかさ…グループが20周年まで持つ自信なかったからさ…まだキスマイの宮田俊哉でいれるなってキタミツの感じから確信して嬉しくなって…勝手に涙出てきたわ(笑)」
「……ごめんな、今まで迷惑かけたな。」
今日だけは心の中じゃなくちゃんと声に出して宮田に感謝を伝えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 311人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (
レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てしゃ | 作成日時：2021年6月30日 12時
