プロポーズ。1 ページ25
まぁこんな感じで、俺の結婚承諾ツアーも、キスマイの15周年ツアーも無事完走。
メンバーと話し合った結果、16周年のタイミングがベストだろうとなり、入籍は来年のツアー前が目処になった。
この結論に辿り着くまでかなりの話し合いを重ねた。
ツアーの前にするかあとにするか。
そもそもツアーで結婚について触れるべきか、触れないべきか、も。
結果
ツアーの前に入籍した上で、ツアー中は報告という形で結婚の話題に触れる、しかも全公演。という鬼ハードコースを自ら選んだ。
たしかに俺はアイドルだけど、ファンの子達に家族みたいな関係性でいたいって言っときながら自分の結婚に関してはダンマリみたいなのがどうしても許せなくて。
ファンの子には自分の口から報告させてほしい、とメンバーにお願いした。
アイドルとして絶対に不正解な結婚の仕方をする俺を許してくれたメンバーには本当に感謝しかない。
やっとAを奥さんに出来る…その前に俺的最難関が待ち受けている。
プロポーズですよ。
Aと久しぶりに会ったその日にしたプロポーズだけで終わらせることが嫌だった俺は、もう一度正式にプロポーズをすると決めていた。
が
俺は15年キスマイブサイクという番組をやっていてプロポーズなんぞもう何度もしているのにハマった試しがないという男だ。
未だにフラッシュモブが嫌だって言う女の子よくわかんねーもんw
考えに考えた結果、とにかくシンプルに行くことに。
3月も終わるころ。
Aを深夜のドライブに連れ出した。
深夜のドライブは2人の気が向けばしょっちゅう行っていて、いつもだいたい俺の気が向いたとこに行き、着いた先で1時間ぐらい喋って帰る。
今日は海かなーなんて、あたかも今気が向いたことように装いながら車を走らせる。
そして辿り着いたのは海に浮かぶサービスエリア、海ほたる。
「うわすごい!えーきれい〜〜」
海と夜景が大好きなAは小走りで海と夜景がよく見える最高スポットに行ってくれる。
Aは海を目の前にすると何故か手を後ろに組んでひたすら海をただ見つめるっていう謎の癖があるんだけど、今日はこれをありがたく利用させて頂く。
「…よし。」
俺はポケットの中に忍ばせていた結婚指輪を取り出した。
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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時