232話 クリスマスデート ページ36
Aside
照れながらゆっくりと話してくれたさつきちゃんが、かちゃんと音を立てながらカップをお皿に置いた。
「えっえっえっ」
わたしは顔を手で隠して悶えながら話を聞いていた
「大ちゃんらしいでしょー、」
困ったように笑いながら首を傾げるさつきちゃんはとても幸せそうで、こっちまで心が暖かくなった
「でもそんなふうに俺様系なのもたまんないね〜」
「黄瀬くんは王子様系だもんね〜」
そうそう、と笑っていたらさつきちゃんのスマホが震えた
さつきちゃんはスマホを手に取り、耳に当てて返事をした
「いま…？うん、カフェにいるよ、Aちゃんと」
微かに聞こえる受話器の向こうは青峰くんの声
「…え、外？？？？」
外という言葉に反応してわたしもガラスの外を見た
すると高身長の男が2人
「え！！待って、すぐ行く！」
集合時間の20分前。
私たちのカフェは待ち合わせ場所の近くだったけど、、、よく見つけたな
私たちはお会計を済ませてすぐに2人の元へ向かった
「やっほ」
「うっす」
そこに立っていた二人は、街行く人の目線を集めるほどのオーラ
コートを着て、スキニー履いて、マフラーして…
かっこよ、、、
思わず息を呑んだ
わたしも今日は雰囲気を変えて、前髪を編み込みしている。
ハーフアップした髪の毛の後ろは白いリボン。
いつもより念入りにメイクして、お気に入りの服。
少しヒールのある靴を履いて、少しでも黄瀬くんに近づく努力してみたりして…。
「…あー、なんか。青峰っちに見せるの癪に触るっつーか…、いやっスね」
わたしの全身を見て、顔をそらした黄瀬くん
「あ？、興味ねぇよてめぇの女なんざ」
そうキレ気味にいう青峰くんはいつもと雰囲気が違う可愛いさつきちゃんしか目に入ってないみたい
私も、フフっと笑って
黄瀬くんの腕に絡み付いた
黄瀬くんはびっくりした顔してるけど
デートデート！！
「いこっか！！」
わたしがニヤニヤしながらそういうと、黄瀬くんも笑って「そーッスね！」と言ってくれた
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葵 - 私は三推しの青峰を友達に奪われましたまじで最悪なんですよ？ (2021年12月19日 12時) (
レス) @page32 id: a5167809cb (このIDを非表示/違反報告)
葵 - ( ノД`)…大輝が桃井と嫌だ( ノД`)…青桃嫌だ( ノД`)… (2021年9月2日 12時) (レス) id: 0028bf96c7 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - Mさん» ありがとうございます(´；ω；`) (2020年11月3日 9時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
M - 更新待ってます！！！頑張ってください。大好きです(*´∀｀*) (2020年11月2日 20時) (レス) id: af70b25253 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 沢さん» ありがとうございます！これからも全然続いていくのでぜひぜひお読みいただけると嬉しいです！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月30日 21時
