▼真実-33-▼ ページ34
赤「……だけど、そこまで考えても、結局どちらが本当の事を言ってるのかまでは分からなかった。
でも、お前が味方している…と言うことは、桃井達が被害者なのか…？」
全てを話した赤司が、そう問い掛けた。
貴「証拠をしっかり持ち寄って頂いた上での味方です。
これ、貴方も聞きます？」
そう言って、Aが赤司に差し出したのは、件の小型レコーダーだった。
そこにはまだ、今朝のデータが入っている。
赤「…録音されているのは、事実か？」
貴「もちろん。
警察のお墨付きですので、ご安心を。」
赤「……。」
赤司は、レコーダーを受け取ると、一人で席を立った。
赤「ここでは聞けないな、うるさくて。
トイレで聞いてきてもいいか？」
貴「構いませんが…黒子さん。
貴方も着いてって下さい。」
黒「え。」
貴「監視役です。
…私はまだ、あんたが味方だと本気で信じてはいません。
あんたが完全にこちらの真実を認めない限り、私もあんたを認めない方針です。」
表情こそ、先程のにっこにっこに見えるが、その声には少々ドスがかかっていた。
なるほど、油断も隙もない奴だな、と赤司は感心して、黒子と席を離れた。
桃「…赤司君、私達の味方になってくれると思う？」
貴「なるんじゃないですか？
彼、理解力は悪くないと思います。
…さすがは天才、と言ったところですかね…くすくすくす。」
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
しばらくして、複雑な表情をした赤司が、黒子を引き連れ戻ってきた。
赤「…完敗だね。
まさかこの俺が、たかが演技に騙されるなんて。」
貴「演技を見抜けないのは仕方ないとして、そこからが駄目だったと言えます。
貴方、せっかくいい頭脳をお持ちなんですから、そういう時こそ回転させないと。
あの女みたいに、化石になっちゃいますよぅ…？うっふふふふふ！」
赤「ははっ、全くもってその通りだ。
……悪かった、黒子、そして桃井。」
桃「…………。」
赤司が、二人に頭を下げた。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
落書きで書いた江戸川さんw(*●ω○)
http://uranai.nosv.org/uploader/uploaded_files/9/2/3/923d3f65ef2c842711e80f359c6daad5.jpg
右下のイチゴミルク厨江戸川さんは遊び心ですw
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流海 - 夢主の性格が最高過ぎます！面白いです！ (2017年4月30日 18時) (
レス) id: 7de778a5af (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 - 二年たってる今じゃ見てないかもしれませんが、この小説すっごく面白くて大好きです!夢主のゲロカスとか正論すぎて爆笑してましたｗｗ偶々この小説を見つけて本当に良かったです!! (2015年8月20日 17時) (レス) id: 31fa2bd0da (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - はぁあすっきりっwめちゃ面白いすよww (2015年4月28日 23時) (レス) id: de22cd0d70 (このIDを非表示/違反報告)
ぶらってぃーらびっと(プロフ) - 夢主w狂ってますなーw (2014年8月29日 20時) (レス) id: 5e0462a61f (このIDを非表示/違反報告)
東方見聞録 - 画像がほとんど見れない件について………？ (2014年5月6日 13時) (レス) id: 6155e32571 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤司うつほ@嘉音君可愛い | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時：2013年7月24日 19時
