【黒子のバスケ】関わらないでください21【赤司征十郎】

不登校＊1053 ページ5

あれから夕食も食べ終わり、皆さんは綺麗に食べてくださった。

そしてお皿洗いまでが私の仕事なのに皆さんはさせてくれなかった。
征くんを見ると征くんも驚いた顔をしていた。


「明日で最後ですから。せめてこれくらいさせてください」
「そうですよ。二日も美味しい料理作ってくれたんですから」

と部員さん達に言われる。

そこにはマネージャーさん達もいた。
私は２回断ったけど、３回目も押しきられ皆さんの好意に甘えることにした。

そして最後の夜ということでさつきちゃんと温泉に入ることになった。


「お泊まり会みたいだったね！」
「色々あったけどね…」

と肩まで浸かりながら話す。

「でもAちゃん達が本当にラブラブなのはわかったよ」

とさつきちゃんは笑った。

私は恥ずかしくなって俯く。


「私も征くんがモテモテなんだなぁ…って改めて実感した二日間だったかな…」
「でもいくら赤司くんが好きでもAちゃんいじめるのは違うよね！Aちゃんは嫌じゃないの？」

と言われてさつきちゃんを見る。

「嫌だけど、それだけ皆には私が相応しくないって思われてるって事でしょ？」
「そっちじゃなくて。赤司くんが女子にモテモテで嫌じゃないの？って事だよ。て言うか、Aちゃんが相応しくない事無いよ！」

とさつきちゃんに言われる。

さつきちゃんは私と向き合うように言ってきた。

「Aちゃんだから赤司くんを優しく変えられたんだよ？もし赤司くんの彼女がすっごく我が儘で、自分勝手な人だったら嫌だよ！Aちゃんが赤司くんの彼女になってくれて本当に嬉しかったんだから！」

とさつきちゃんに熱の籠った様に言われた。

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