【黒子のバスケ】関わらないでください20【赤司征十郎】

不登校＊1011 ページ13

‐黒子side‐


目の前で見せ付けるようにいちゃつく赤司くん達を何度見てきたことか。
いつもお二人は仲良しさんで時々二人の間に亀裂が生じるときはありますけど、赤司くんがどうにかAさんに許してもらおうと必死な姿はいつ見ても面白いです。

おっと。つい本音が……


「またいちゃついてるのだよ」
「いつもそーだしもう気にする必要無くな〜い？」

とゾロゾロと皆が戻ってくる。
もう二人だけの世界に入ってしまっていて僕等の声は聞こえないだろう。

それにしても昨日少し険悪なムードになってしまっていたのに、今日は昨日の事なんて嘘のようにいちゃいちゃしてますね。

いい加減にしてください、我らが主将くん。


Aさんの前だと優しくてデレデレし過ぎです。
Aさんを大好きな気持ちは分かりますが…



「赤司くん、本当に優しい目をしてるよね」
「そうですね」
「よっぽどAちんが大好きなんでしょ」


と話していても赤司くんは全く気にする様子もなくAさんの頭を撫でています。

僕達は二人がいちゃつく事に驚きはしません。
呆れてます。

ただ桃井さんはAさんを可愛い可愛いと言ってます。


赤司くんは必ずAさんの体のどこかに触れている。
寧ろ触れていない事の方が少ない程。

触れていないと赤司くんは心配そうにAさんを見ているから、心配なのでしょう。


「A、少しちょうだい」
「え、はい」

目の前でいちゃいちゃされるのはイラッとしますが、お二人はお似合いですし幸せそうなら何よりです。

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