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不登校*868 ページ20

‐赤司side‐


Aは諦めたのかパンを手に取ると口に運んだ。

「え……師匠こんなのまで作れるんですか…!?」
「一応プロだしね…基本どんな料理も作れないと」


とAに言う。
Aは「あ…そっか」と言ってまた食べる。

後ろからしか見えないけど、やっぱり可愛い。


「手が治ったらまた作ってね?」
「何がいいですか…?」

と聞いてくる辺りがAらしい。

「そうだね…和食がいいかな」
「わかりました」

と言ってパンを食べるA。
リスみたいだ。

Aの肩に頭を乗せて目を閉じる。


「Aさんそんなに赤司くんがベッタリしてたら食べにくくないですか?」
「そうですね……でもなんかもう気にしないようにしてます…」

と言われてムッとする。

気を引くためにしてることなのに。
好きすぎて離れたくないのもあるが。

それにしても『気にしないようにしてます』はないだろ。


「Aの鈍感……………」

ボソッと呟く。

Aの鈍感。
Aのばか。
Aの分からず屋。

心のなかでAに言っても気付く筈もなく、


「なにか言いました?」

とAは聞き返してきた。


「別に」
「…機嫌悪いですか?」

ド直球に聞かれても答えない。
分からず屋のAに答えたくない。

なんてくだらない事で拗ねているのだろう、僕は。
でもAが『気にしない』って言ったのがいけないんだ。


「赤司さん?」
「そうだね」

とだけ答えとく。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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