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不登校*782 ページ34

赤司さんに「いい子だね」と優しく微笑みながら頭を撫でられると嬉しい。

いい子…
私…ちゃんといい子なんだ……

また褒めてもらえた…!

ただそれだけが嬉しいのだ。


「へへへ…っ」


と笑うと赤司さんがいきなり今までより強く抱き締めてきた。

「あ、赤司さん…!?」

首筋にかかる赤司さんの髪がくすぐったい。
でもちょっと湿ってるというか…ぬれてる……?

と考えている時、


「可愛すぎるよ…ばか」

と赤司さんの呟きが聞こえた。

「え、え?」

ほ、褒めてもらってるのか貶されてるのか……

え?

私の頭はもうショート寸前で「え?」しか言えない。
それでも赤司さんはグリグリと顔を私の鎖骨辺りに埋めてくる。

やっぱり赤司さんの髪…冷たい。
私が来たからちゃんと乾かせなかったんだ…

風邪……引いちゃう。
そんなの駄目。


私は必死に赤司さんの後ろに手を伸ばしてタオルを取ろうと頑張る。

某海賊の国民的少年漫画の如く、腕が伸びてくれればいいのだけど…
もしくはその仲間の美人さんの様に色んなところから手を出せればいいのだけど……

勿論そんなことは出来なくて頑張って手を伸ばすしかない。

なんとか届いたタオルを引き寄せて、赤司さんの頭にタオルを被せる。


「A?」
「風邪…引いちゃいますから…」

と言うとクスッと笑う赤司さんの声が聞こえた。


「髪…乾かしてくれるの?」
「赤司さんがいいんだったら……」

と言うと赤司さんは私の鎖骨辺りから顔を上げた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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