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不登校*762 ページ14

‐赤司side‐


「それと征十郎様が異常なほどデレデレしてます」

と柳瀬は紅茶を淹れながら言った。

僕はそんなにAにだらしないのか?
………だらしないかもな。


「異常は言い過ぎだ」

と言いながらマカロンの隣にあるクッキーを手に取る。
またAの作ったクッキーだけじゃなく、お菓子食べたいな。

なんて思いながら食べていると富田が、

「ですが先程、征十郎様が顔を真っ赤にしてましたよと教えるとAさん嬉しそうにしていましたよ」

と言った。

ちょっと待て。
まずなんでそんなことを教えたんだ。

その時ドアが開いた音がした。


「なんの話してたんですか?」

と聞きながらAはノートを持ってパソコンを開いた。
パソコンにある程度何かを打ち込むと僕達を見た。


「Aさんがめちゃくちゃ可愛いという話です」

と富田が言った。

「え……お世辞はいいですよ……」

と苦笑するとまたパソコンと向き合った。


「A?」
「なんですか?」

と僕を見ずにパソコンを見ながら答える。

Aは机に置いてある眼鏡ケースから眼鏡を取りだし、眼鏡をかけた。


「なにしているんだ?」
「新作の設定の下書きです。ここで作品は決まるので」

とAは僕を見て笑った。
Aが小説を書くのをここまで好きなんて知らなかった。

作品の良し悪しは作者の腕に掛かっている。
いくら他人の設定を真似ても、その真似た方が作者として優るか劣るかで上下が決まる。

Aの書いていた小説の設定は真似る事は出来るとは思うけど、あれほど面白く書けるのはそうそう居ない。


「そうか」

これも一種の才能なのかもな。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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