検索窓
今日:5 hit、昨日:33 hit、合計:61,243 hit

不登校*692 ページ44

何気なく時計を見ると夕飯の仕度をしときたい時間になっていた。


「赤司さん、私そろそろ夕食の準備してきますね」

と言うとパシッと手を掴まれる。


「僕も行く」
「え?でも暇…ですよね?」
「Aを見られれば暇じゃない」


と言う赤司さん。

それは私が結構な頻度でヘマするからかな!?
と思ったけど黙っとく。


赤司さんは私が近くに居るときはなにかと私に触れてくる。
でも嫌じゃないからいいんだけど。

だって赤司さんは変な気持ちがあって私に触れてる訳じゃないから。
変な気持ちがあったらあったらでちょっと引いちゃうかもだけど…


私の頭を撫でてくれる時と、手を繋いでくれる赤司さんの手が大好き。
凄く温かい。

この手に私は掴まったから、この手に救われた。



「どうした?そんなに僕の手を見つめて」
「あ…いえ!なんでもないです」


と言うと赤司さんはジッと私を見る。

赤司さんはよく私の嘘を見抜いてしまう。
きっとこの人の目には敵わないんだろうな……


「…まぁ深刻なことは考えていなそうだから聞かないけど……」


と言うと私の手に指を絡めて歩き出す赤司さん。

この大きな手でバスケをしてるんだよね…
この人ならきっと大丈夫。

勝ち進んでいける。
でもたまには負けて欲しいな……

そんなことを考えながら手に少し力を込めた。

不登校*693→←不登校*691



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。