不登校*617 ページ19
‐赤司side‐
「Aをそこまで好きになってくれて本当にありがとう」
と父親に言われる。
今少し『お前に言われる筋合いはない』とか思ったけど黙っとく。
「いえ。こちらこそAを授かってくださり本当にありがとうございました」
と言い合う。
「姉ちゃんが人に甘えるのとか初めて見た」
「Aが甘えてくるのはなかなかない。今回は外に居るからだろう。甘えというより恐怖だね」
と話す。
その時Aと僕を呼ぶ声がして見ると富田と名倉が立っていた。
「こちらにいらっしゃいましたか。探したのですよ」
「別に探す理由はないだろう」
「ありますよ!コクがAさんの帰りが遅くなれば遅くなる程鳴きやまないんで、連れてきました」
と富田の後ろにいる名倉の腕にはコクが抱かれていた。
富田と名倉は一度Aの家族に会釈をすると、名倉は僕にコクを渡してきた。
「にゃ〜」
「Aはまだ待て。その間僕が相手してやるから」
と暴れるコクを撫でる。
その時丁度終わったのか息の上がるAが戻ってきた。
「にゃー!」
「うおっ」
コクは思いっきり僕を突っ張るとAに飛び付いた。
Aは驚きながらもコクをあやす。
「征十郎様。このお三方は…」
「Aのご両親と弟だ」
「左様ですか。初めまして。征十郎様の専属執事をさせていただいております。名倉と申します」
と名倉は深く頭を下げる。
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木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» 一からなんてありがとうございます!!夢主ちゃんが誉めていただけると嬉しいです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年11月23日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 最近この作品見つけてパート1からほぼ一気読みしちゃいました!夢主ちゃんがめっちゃいいこで私もこんな子になれたらなー、とか考えてました笑 まぁ無理ですけど笑 更新頑張って下さい! (2015年11月21日 15時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - せとかさん» ありがとうございます!!夢主ちゃん誉めていただけると嬉しいです(笑) 結構文はグダグダですよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
せとか - いつも読ませてもらってます。かわいい夢主ちゃんにとても癒されます。私もこんな文章書けたらいいのになって思います。これからも更新頑張ってください! (2015年11月21日 0時) (レス) id: c2d5b5d563 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 夏座敷さん» 私も書いているとき結構和んでて、赤司様の言葉(自分で作っている言葉だけど)にはいつも救われます(笑) 素敵なんて勿体ないお言葉ありがとうございます!それは嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月19日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月17日 17時