検索窓
今日:6 hit、昨日:37 hit、合計:121,804 hit

不登校*323 ページ25

‐赤司side‐


「名前は何て言うんですか?」
「黒と書いてコクと読むそうだ」
「Aの事だから他のコクって読み方も考えてたと思うけどね」


と芹沢は言いながら部屋を見渡した。

「Aらしい部屋」
「今はカーテンを開けているけど前はカーテンを閉めていたよ」


だからこの日当たりのいい部屋にしたんだけどね。

真っ暗にならないように。


「Aって全然散らかさないよな」
「片付けるのが面倒くさいらしいよ」


と話しているとドアが開いた。


「あの、これ…」
「葛餅?」
「はい。えっと…赤司さんが前『和菓子を食べたい』と言ったので作ってみました」


とAは葛餅の乗った皿を机に置いた。

洋菓子と和菓子か…
食べられるのは嬉しいがよりにもよって、金藤達も食べるのか…


「よく冷やすために一晩寝かせて…それで………初めてだから…味の保証はない、けど…」


と恥ずかしそうにトレイで口元を隠しながら言った。


「え!これで初めてなの!?」
「クオリティーたっか!」
「み、見た目だけかも知れないし……い、一応私、一つ食べたけど……私は美味しいと思っても皆がどうか…」


と言うAの言葉を聞きながら一つ取って口に入れる。

別に普通にプロ並みに美味いのに。


「大丈夫。美味いから」
「あぁ!?赤司っち俺が一番に食べたかったのにぃ!」
「僕のリクエストの菓子だ」


と言いながらもう一つ食べる。

不登校*324→←不登校*322



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
131人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» なんと言うお優しい方々なんでしょう…!!神ですか! 自炊と言っても特に何も作れませんよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» 酷いお父さんですね…。でも自炊するなんてエライですね!!も〜誰に何されようと私達、読者の皆は貴方を支えますよ!!これからも頑張ってください!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» 私よくお父さんが居ると昼御飯抜きだったので自分で作るしか無かったんですよ(笑)そして今度弟に目玉焼き教えてもらう予定です(笑) (2015年10月24日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» しょ、小4のときから卵焼きつくれたんですか!?私なんて中2ですけど今だにゆで卵もまともにゆでれないうえ卵焼きなんてスクランブルエッグですよ!?どうしたら卵焼きって作れるんですかね!? (2015年10月24日 4時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!嬉しいです!!ノロノロと頑張らせていただきます! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。