不登校*311 ページ13
‐赤司side‐
「そんなことないよ。Aが謝る事じゃない。だから大丈夫」
とAの肩を擦る。
Aの暗い顔に気付いたのか猫はAを慰めるように舐めた。
Aは無理に笑って、
「慰めてくれるの?ありがとう、コク」
と撫でた。
僕もAを撫でる。
「赤司さん………お兄ちゃんみたいですね」
と言われても落ち込むな、征十郎。←
まだAが僕を異性として見てないのは分かりきった事じゃないか。
「そ、そうかい?」
「はい」
と猫を撫でながら頷くA。
「だから落ち着きます」
その一言にさっきまでの沈んだ気持ちはどこへやら。
嬉しさが込み上げる。
Aは僕に喜怒哀楽を思い出させてくれる天才だね。
「なら、ずっと傍に居てもいいかな?」
意気地無しの僕にできる感情表現は、これで限界なんだ。
お願いだから気付いてくれ。
そんな思いは簡単に流されてしまう。
「ですからそれは好きな人にしてください。私みたいな奴と居てもなんの得になりませんよ」
と猫にばかり構うA。
どうして気付いてくれない。
もう気付いても可笑しくない程分かりやすくしてきたのに。
どうして気付こうとしてくれない。
そんなにまだ人の心は怖い?
僕はAを抱き締めた。
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木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» なんと言うお優しい方々なんでしょう…!!神ですか! 自炊と言っても特に何も作れませんよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» 酷いお父さんですね…。でも自炊するなんてエライですね!!も〜誰に何されようと私達、読者の皆は貴方を支えますよ!!これからも頑張ってください!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» 私よくお父さんが居ると昼御飯抜きだったので自分で作るしか無かったんですよ(笑)そして今度弟に目玉焼き教えてもらう予定です(笑) (2015年10月24日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» しょ、小4のときから卵焼きつくれたんですか!?私なんて中2ですけど今だにゆで卵もまともにゆでれないうえ卵焼きなんてスクランブルエッグですよ!?どうしたら卵焼きって作れるんですかね!? (2015年10月24日 4時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!嬉しいです!!ノロノロと頑張らせていただきます! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月14日 13時