.89話 ページ31
.
黄瀬「あ、うん、それなら良かったっス！
じゃ、」
あたしが目覚めたと聞いて、明らかに慌てて出て行こうとする黄瀬君。
なんでそんなに避けようとするの。
A「. . きっ、黄瀬君っ！！！」
急いで起き上がり、名前を呼ぶ。
でも、聞こえてくるのは少し荒く扉を閉める音。
.
.
.
.
.
なんで、そんなに明らかに避けるの？
そんなに、あたしのことが嫌いになったの？
目も合わせてくれない、返事もしてくれない。
.
.
あたしが嫌われるのだって怖いし、それを認めるのも怖い。
けれど、
このまま曖昧になるのは、
もっと嫌。
.
.
.
.
バッとカーテンを開け、ベッドを飛び出す。
保健室を出ようとドアに手を掛ける。
.
.
.
.
.
.
.
芽衣「ストップ」
.
.
.
その手は、芽衣ちゃんの声によって止められた。
.
.
芽衣「今までは黙って見てたけど」
.
.
.
はあ、と小さくため息をついて言う。
芽衣「あんたが今追いかけるべきなのはあいつなの？」
.
.
.
.
.
芽衣「今、あいつを追いかける必要はあるの？
. . Aを待ってる人が居るんじゃないの？」
.
.
.
.
.
芽衣ちゃんの真っ直ぐな瞳が、
あたしを捉える。
あたしの足は、ぴたりと止まった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅるる(プロフ) - もちごめ。さん» ありがとうございます！後ほど更新しますね！！ (2013年6月2日 11時) (
レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - あゆむさん» がんば(笑) (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - まいるさん» あざすあざす！お、おつかれちゃま＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 露澪†さん» ありがとう！しんできたよ！！！ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 細川ですさん» ありがとうございまーす＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅるる | 作成日時：2013年3月13日 20時
