11.きっかけ ページ12
まさか、今日の放課後、自分のクラスで告白するなんて思っていなかった私は忘れ物を取りに教室に来ていた。そしたら、きぜったらしい気持ち悪い声で告白する馬鹿の声が聞え、嫌な予感がしつつも中を覗けば二人がいた次第だ
あー、盗み聞きなんて悪趣味。なんて思いながらも、気になってはいたので良心に逆らってこうして二人の会話を聞いていた
予想していた結果とはまるで違く、今は聞き入ってしまっているけど
「話しはそれだけですか？もう部活が始まっているので戻りたいんすけど」
いいですよね、と聞いている割に是非を問わない断定的な口調。黄瀬が茫然自失している間に、ドアに手をかけ教室から出ようとしていたので慌てて掃除用具入れの横に隠れる
彼女とは違い170�僂凌板垢里燭瓠�隠せているとは思わなかったが……
「そんなにバスケ部のダーリンが恋しいんすか？」
彼女がドアに手をかけたとき、小馬鹿にした黄瀬の声が響いた。立ち直ったと思ったら、腹いせし始めたよ
どこまでも餓鬼な幼馴染に頭を抱える。水色さんは黄瀬の方を向く
「ま、確かに綺麗な顔してるんすもんねえ。男バスなんてより取り見取りっしょ」
一歩一歩、水色さんに詰め寄る黄瀬。その目は自分のプライドをずたずたに引き裂かれ、暗い感情が灯っていた
これはまずいな。あの目だ、と直感的に察知し、条件反射のように飛び出そうとしたとき、水色さんの言葉で踏みとどまる
「そんなに自分を見てほしいなら、その貼り付けた笑顔をやめたら？」
ぴしりと固まったのは黄瀬だけじゃなくて、私もだった……
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星蛍(プロフ) - せりさん» ごめんなさい！！まだ編集途中で10月に外しますので、少々お待ち下さいm(__)m (2018年9月28日 22時) (
レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
せり(プロフ) - 続編はパスワードつきなのですね…見る事は出来ないのでしょうか？とても面白いので続きが気になります (2018年9月27日 16時) (レス) id: 9c9e090c7f (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - きゅうさん» ありがとうございます！ (2018年9月18日 7時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
きゅう - おもしろかったです！ (2018年9月18日 5時) (レス) id: fb4f6b02b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星蛍 | 作成日時：2018年3月31日 14時
