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Episode15 ページ16

saidチョロ松

夕飯の後、僕達はおそ松兄さんの指示で会議室に集められた。
いつもより1つ多い椅子が、仲間が1人増えたことを僕に実感させてくれる。





おそ「よし、じゃあ全員集まったな」

チョロ「では、松野famille全体会議を行う」





誕生日席に座るのはおそ松兄さん。
その周りに僕らが腰掛ける。





おそ「まず最初に、A。この松野familleの事だけざっくりはなしとく。俺らはそんじょそこらのマフィアとは違う」

「違う...?」


カラ「殺す必要の無い人間は殺さないんだ」


おそ「悪質な麻薬密売人、臓器販売者、こいつらが一般的な任務のターゲットだ。で、たまに直接ここに来て任務を頼みに来る人もそう少なくない」

チョロ「ただ、それがしょうもない理由だったら僕らはターゲットを殺さないし、その任務を受ける気もない」





理由が無い以上人を殺さないというシステムにAは驚いていた様子だった。
まぁ、今までチームを大きくするために使われた人形だった訳だ。無理もないだろう。





おそ「あぁ、心配しないで報酬はちゃんと出るよ」





鼻の下を擦りながらそう言うおそ松兄さんは、いつものクズみたいな発言だった。





トド「で、今回の任務は?」

おそ「あぁ、そうだったな、悪ぃ悪ぃ」





今会話に出てきていない一松と十四松はというと、十四松が会議中にいきなり暴れ出さないよう、一松に管理してもらっているため、会話に参加出来ていないのだろう。






おそ「はい、これが今回の任務〜」

チョロ「軽くない!?」




投げるようにして渡された資料に目を通す。
ふむふむ、今回は臓器販売者か。汚いものをたくさん見そうで、吐き気がする。





おそ「資料の通り、今回は臓器密売人の殺害と、拉致された人の救出ね」

トド「え、もういきなり突っ込んでいく感じ?」

カラ「個人任務ではないから突っ込んでいっても良いだろう。相手に情けをかける必要もないと思うがな」





チラッとAの方を見ると、必死に資料を読んでいた。文字は読めるみたいなんだな。少し安心した。





おそ「あ、そうだA」

「ん?」

おそ「これ返してやるよ」





そう言って投げたのは、あの日奪ったAの銃だった。
綺麗に磨かれている。





「ありがとう、おそ松」

おそ「ちっちっち〜、おそ松兄さんだよ?」





突然始まった呼び方指導。
このクソ長男がAに変な事を教えこまないことを祈る。

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紅月(プロフ) - おおおおお………!!面白い!!更新待ってまーす!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 22b14a4e8b (このIDを非表示/違反報告)
siro(-ω-`)(プロフ) - 見るの遅れてすみません…凄く面白いです!更新頑張ってください! (2016年10月11日 18時) (レス) id: 0cd944ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜 - 最高です面白いです続き待ってます (2016年7月24日 9時) (レス) id: afbdc4c9b2 (このIDを非表示/違反報告)
sugar*(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(*^^*) (2016年7月17日 23時) (レス) id: 32c4601a0f (このIDを非表示/違反報告)
夜魅 - 最高過ぎですね!!!!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2016年6月18日 21時) (レス) id: 0e06b8d400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みの松 | 作成日時:2016年6月14日 22時

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