『黒子のバスケ』flag建設少女Ｘの憂鬱『トリップ』

小金井・・・？ ページ30

その後は、私を散々罵倒したあとに女(名前なんだったんだろう)を保健室に連れて行くため、この場を去った


私はそれを見送った後、ボイスレコーダーのスイッチを止め、カメラを回収した


『・・・で、そこにいる君、そろそろ降りてきたら？』


上を見上げて、声を出した


木の枝の上にいた少年は「えっ」と小さな声を出してから降りてきた


『・・・最初から、いたでしょ』


身長は私より少し大きいくらい


まぁ、黒子くらいかな？


ネコっぽい目と口が特徴である


「え、えっと、ども・・・小金井慎太(こがねいしんた)です・・・最初から見てましたすみません！！」


んな大声で叫ばなくても・・・正直耳が痛い


『まぁいいや、このこと誰にも言わないでよね』


そういって背を向けると、呼び止められた


小金井「なんで！？カメラもボイレコもあんじゃん！このまま戻ったら、絶対に色々されんぞ！」


その言葉に、私は少しだけ振り返って、言った


『誰が私を信用してくれんのか・・・確かめたいだけだよ。私が信用していても向こうが信じてくれないならさ、信じる必要ないからね』


すると、小金井は私の腕をつかんで


小金井「俺は信じるからな！」


でも、その言葉に信憑性を感じられなかった


だって・・・


『見てたからでしょ。見てなかったら、アッチを信じてるにきまってる』


小金井「んなわけねーだろ！だって傷の場所考えろ！腕の内側なんて無理じゃねぇか！」


・・・驚いた


小金井、案外見る目があるな・・・


『・・・ありがとね、今のところ私の味方は君だけだ』


和成と緑間には裏切られちゃったしね


・・・・・・・・・・・・・
小金井慎太は、小金井先輩の弟です！

花言葉→←flagはflagでも、嫌.われflag

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す