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従兄弟 ページ3

目が覚めたら、そこは真っ白な部屋だった


真っ黒な私の部屋とは正反対だ


ふと、自分の姿を見ると、全身に管がつけられていて酸素マスクもつけられていた


私は管を一本ずつぬき、最後にマスクも外してベットから降りた


部屋のドアを開けて一歩踏み出すと、そこは広い廊下


思ったとおり、ここは病院のようだ


それよりも不思議なのは、誰が私をここに連れてきたか、ということだ


思考をめぐらしていたら、少しはなれたところから私を呼ぶ声がした


でも、私はこの声の主を知らない


私の名を呼んだ男性に向き合うと、一番に目に入ったのは蜂蜜色の髪


そう、家で意識を飛ばすとき・・・一番最後に見た、蜂蜜色


私はいろいろ聞きたい事があったが、彼にまずは病室に入るように促された


病室に入ってから私はベットに腰掛けて、彼はパイプいすに腰を下ろした


彼はどこから話そうか迷っていたようだが、まずは自己紹介からはじめた


今の今まで名前がわから無かったが、どうやら‘‘宮地清志’’というらしい


宮地「とりあえず・・・俺は、お前の従兄弟だ


正確に言うと、お前の母さんの姉の息子」


それからの話は、驚きの連続だった


まず、私の両親が死んでしまったから、家に来たが、応答が無かった(私が居留守をしていた為)


電話もしてみたが、一度も出なかった(同じく居留守をしていたため)


近所の人によると、あの日の1週間後くらいから私が姿を見せなかった(籠もっていた為)


宮地さんがさすがにおかしくおもい、窓ガラスを破って中に入った(あの時の音はそれか)


部屋に入ると、私が衰弱しきっていて、死亡寸前だった(どうせなら、死なせて欲しかった)


宮地「こんなところだな・・・それと、お前、1年近く眠ってたんだからな?」


・・・1年?


と、いう事は、もう2年生ということか・・・


宮地さんは、言いたいことは言い終わったといって、部屋から出て行った

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きな(プロフ) - あああああああああ!!!なんで終わっちゃったんスかぁぁぁぁぁ!!面白かったのに・・・。 (2013年7月27日 20時) (レス) id: 8edab42203 (このIDを非表示/違反報告)
しま兎(´・ω・`)(プロフ) - 完結おめでとうございますっ!!バッドエンドでも面白かったので、私情ではありますが、続編に期待していますっ!ヽ(*´∀`)ノ読んでいるうちに感情移入できる作品でしたっ! (2013年7月27日 19時) (レス) id: 46b50105c9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 完結おめでとうございます! バットエンドでしたね……… 続編書いてほしいです! (2013年7月27日 18時) (レス) id: 30bc6ead24 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - みらさん» 頑張りまーす (2013年7月27日 11時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - やばい、泣けてきた←  更新頑張ってね! (2013年7月27日 9時) (レス) id: 7de09708a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クルトン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年7月13日 21時

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