あの4校で合宿やるんだってよ！！【黒バス】

聞かされてねーよ！ ページ3

翌日


部活後、明日から始まる合宿に必要な物をまとめている時だった。


笠松「明日から4日間、人数も多くなって大変だろうがよろしくな」

『任せてください！っと言いたいんですけど合宿中は私、秀徳のマネやるんですよね！(笑』

笠松「はぁ！？何だそれ、聞いてねーぞ！」

『ミーティング後に監督に秀徳が人手不足だから、私かちひろちゃんのどっちかが加勢しろって言われたので』

笠松「なんでお前が行くんだよ？」

『ちひろちゃんはマネになってまだ短いので慣れてる環境でやったほうがいいと思って！...それに、他校の選手と仲良くなってたら後々役に立ちそうじゃないですか！そういう事なのでちひろちゃんをいじめないでくださいね〜！』

笠松「俺がいつ桝谷をいじめたっつーんだよ！しばくぞ！」

『きゃー先輩こわーい！そんな事ちひろちゃんには言っちゃダメですよ！ま、笠松先輩はそもそもちひろちゃんとコミュニケーションが取れるか問題ですけど』

笠松「うっせー！！さっさとそれ終わらせろ！帰れねーだろうが！」

『あら、もしかして待っててくれたんですか？ありがとうございます』


そう言って笑って見せると笠松先輩は「うるせぇ！早くしろ！！」と私の頭をひと叩きして顔を背けた。


先輩が理不尽に叩いたり蹴ったりした後、顔を反らせるのは“照れ隠し”だということを、私は知っている。


『手伝ってくれてありがとうございます！おかげで早く終わりました！』

笠松「おぅ、んじゃ帰るか」

『はい』


なんだかんだで笠松先輩は優しい先輩なのである。


笠松「明日、遅刻するんじゃねーぞ！」

『先輩こそ！では、送ってくれてありがとうございました！お疲れ様です』

笠松「おぅ、お疲れ、また明日な」

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