リクオの双子の妹はネガティブクール？！【ぬら孫～第三章～】 (ページ16)

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第百一四幕 ♭ ページ16

百(秀)「昼は陰陽師安倍晴明として人々からあがめられ政治を操り、夜は〝鵺〟として百鬼をひきいていたことも…

千年前彼は腐敗した世を嘆き自分の理想社会を追い求めたんや

そのための絶対的秩序を唱え…
それにそぐわぬ者…従わぬ妖は消されていったという

清浄の末…
あらゆる里の妖の歴史はそこで一度断絶された」

リ「妖の歴史が…」

秋「一度…断絶？そ…それってどういう…」

百(秀)「ほぼ滅されたんや….部下にしていた鬼の眷族以外な。ちなみに唯一その時鵺に警鐘を鳴らし続けてたんがボクらの先祖「蘆屋家」やったんやが…

土蜘蛛とやりおうたっていってたんもその時やったんろ」

リ「……そんな…」

貴「それを再びやろうとしてるんだ…」

「ふざけんな」

今まで黙っていたイタクが声を上げた

リ「イタク…」

イ「従わぬ妖は消される？バカか…遠野に対する侮辱かよ。ここにもう敵はいない。そのクソ御門院どもと闘うときは呼べ」

スタスタと歩き出すイタクに僕は苦笑い
変わらないなぁ…イタクは

秋「竜二…私はここに残るよ」

竜「あ？」

秋「泰世殿と話もしたいし…それにボクが最も役に立てるのはここで武器を作ることだ！」

竜「フン…」

氷「リクオ様……」

リ「うん…きっとこれはボクらだけで片づく問題じゃない。妖や人間…全てに関わる問題な気がするんだ…！！」