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「あの…」
「付き合えば？星子。フツーなあなたがこんなイケメンから言い寄られるなんて、もうないよ？猫、解雇するよ自由にしな」
言い淀んだ私に二宮さんは唐突に言った
(……やっぱり二宮にとって、私なんて)
その目は最初に会った時のように冷たくて
私は思わず俯いた
「……」
「Aちゃん、大丈夫？……ニノお前、言いすぎだぞ」
私の気持ちを知っている大野さんがやさしく声を掛けてくれる
すると潤さんが
「堅く考えないで気軽にね？考えといてよ、これ連絡先」
と、携帯の番号とLINEのIDを私に手渡した
「Aちゃん、朱里、大野さん、オレ明日も早いからこれで失礼するね。」
「おぉ。明日も頑張れよ！また飲もう」
「またね、潤」
大野さん朱里さんにはニッコリ笑った潤さんは二宮さんにだけは複雑な表情で、少し冷たく言い放つ
「ニノ、お前ホントにそのままでいる気？
少し大人になれよ。もう……良いんじゃないか？」
「心配無用だよ潤くん。オレはこのままで構わない……分かるだろ」
「分からないね、Aちゃんには謝れよ
じゃあな。」
潤さんは私に微笑んで、個室を後にした
どうやら酔って寝はじめてしまった朱里さんを大野さんが優しく髪を撫でている様子を私はぼんやりと見ていた
「A、ごめん。」
「いえ……二宮さんの言うとおりですよね！
あんな美人な男性に付き合わない？なんて言われれる事なんて、フツーな私にはたぶん人生で1回あれば奇跡ですよね！」
話していて鼻の奥がツンと痛んだ
「A…」
二宮さんは少しだけすまなそうな顔をして
眼鏡のフレームを指で押し込んだ
「あの、大野さん！私帰りますね？」
私は泣きそうな涙をぎゅっと堪えて財布を手に立ち上がった
「あ、うん。いらないよ…気を付けて」
大野さんは私の財布に手をかざして下げさせると二宮さんに目配せした
「ご馳走さまでした。じゃ、失礼します。
あの、朱里さんにも宜しく伝えてください」
私は居たたまれなくなって部屋を出て涙が落ちないように足早にお店をあとにする
二宮さんにとって、私は近所の猫みたいな存在なのに
(分かってたけど…)
少しは期待してたんだなんて恥ずかしい
とぼとぼと駅に向かうと、改札口に潤さんがスマホを弄りながら柱に凭れ掛かっているのが見えた
「Aちゃん」
優しい眼が私を呼んだ
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櫻宮 - またまたコメ失礼します。櫻宮です。星月夜には愛を謳うのパスワード教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします！ (2021年7月23日 16時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 分かりました！わざわざコメ辺ありがとうございますm(_ _)m (2021年7月22日 9時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん。コメントありがとうございます。お問合わせのパスワードは『夜空を君と公開について』をご覧ください。再公開のため新しい内容ではないです予めご了承くださいm(_ _)m (2021年7月19日 22時) (レス) id: 1da0056f17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 初めまして。櫻宮です。一つお聞きしたいことがありまして...この[夜空を君と]の３と４がパスワード認証になっており中身が見れません。パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします。 (2021年7月19日 18時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲(智咲)(プロフ) - ぷうさん» コメントありがとう。翔さんにチェロ持たせたいよー( *´艸｀) 似合うと思うの麗しいよね！しかもリベルタンゴを是非！願望駄々もれです(笑)続きも頑張りますね！ (2016年9月13日 20時) (レス) id: ba6a9accd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2016年8月17日 9時
