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(な、ナニ？)
「ニノ！それは違う！！」
「潤くん、違わないよ…オレはオルフェウスだから…人を好きになる資格なんてないんだよ」
秋の夜に舞う枯れ葉のように蠢く暗い目が
私を見た
さまざまな感情が入り乱れている
「やめろよ、そんな言い方…あれはニノのせいじゃない！それに！」
「オレのせいなんだ！！！」
二宮さんが地面に向かって叫んだ
初めて聞いた低い大声だった
「…二宮さん…」
「A、ごめん」
私は思わず二宮さんに手を伸ばしたが、虚空を切る
二宮さんは全身で私を拒否しているのが伝わり、私の胸がキリキリと痛む
少しの沈黙のあと二宮さんは笑顔を張り付けて
「…わりぃ。オレ、帰るわ。潤くん、A、またな…」
「あぁ、こっちも悪かった」
ヒラヒラと手を振って振り返らずに歩いていった
(何がそんなに貴方を苦しめるの？)
相変わらず踏み込ませない二宮さん
私を飼い猫だなんて
本当はどう思っているのかなんてわからない
「Aちゃん…」
潤さんは指で私の頬を撫でた
「ご、ごめん、なさい…あれ？」
知らずに流れていた涙を拭うように
潤さんが私の目の下に唇を寄せた
「泣かないでよ」
(泣く必要ないじゃない…
私、泣くような立場にいないのよ？…)
「潤さん…」
顔を離した潤さんが
見上げた先で心配そうに見ていた
そして
「嘘、つくよ？」
声が聞こえ、一瞬で柔らかい感触が唇に触れた
(え…)
潤さんの唇が噛みつくように
私に降りてきたのだった
首に腕を回され逃げられない私を
潤さんは愛おしそうに引き寄せ
抉じ開けられた唇から舌が絡んでくる
「んん…」
私の力が抜けていくと、潤さんが
腰から抱き上げた
絡み合う音は二人が離れるまで響く
ゆっくりと離れた潤さんの唇が震えてる
「Aちゃん好きだよ…オレなら心配いらない…Aちゃんを悲しませない。Aちゃん、オレを選んで」
私は小さく首を振る
「ニノが好きでも…今はいいから、傍に居て…」
痛いほど真っ直ぐな潤さんな気持ちが身体を包む
夜空のような深い黒い目が私を見る
パチン
私の中の何かが跳ねて
私は潤さんに手を伸ばした…
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櫻宮 - またまたコメ失礼します。櫻宮です。星月夜には愛を謳うのパスワード教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします！ (2021年7月23日 16時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 分かりました！わざわざコメ辺ありがとうございますm(_ _)m (2021年7月22日 9時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん。コメントありがとうございます。お問合わせのパスワードは『夜空を君と公開について』をご覧ください。再公開のため新しい内容ではないです予めご了承くださいm(_ _)m (2021年7月19日 22時) (レス) id: 1da0056f17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 初めまして。櫻宮です。一つお聞きしたいことがありまして...この[夜空を君と]の３と４がパスワード認証になっており中身が見れません。パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします。 (2021年7月19日 18時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲(智咲)(プロフ) - ぷうさん» コメントありがとう。翔さんにチェロ持たせたいよー( *´艸｀) 似合うと思うの麗しいよね！しかもリベルタンゴを是非！願望駄々もれです(笑)続きも頑張りますね！ (2016年9月13日 20時) (レス) id: ba6a9accd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2016年8月17日 9時
