あと23話……運命に逆らう者。 ページ26
〜Aside〜
『……ったく、止まらないなぁ』
ゴシゴシ、と目をこすりながら呟く。
……涙なんて、何年ぶりに流しただろうか。
今までは流しちゃ駄目だったし。
まあ、今はそんな事どうでもいいか。涙も止まったし……
僕は、ある事を考えながら
と、その時。
ピコンッ
と僕のスマホから音が聞こえた。
『……。なぁんだ、バレてるじゃん』
僕はRhineの、女神とのトーク画面を見ながらそう呟いた。
まあ、お前にそんな事言われても結局は僕の自由だよ。
なんて考えながら、スマホをポケットになおし、またオフィーリアに近づく。
そして。
『……オフィーリア。君の事は僕が
これで終わりなんて、君も報われないでしょ?
────【目が醒める】【目を授ける】』
醒めるは普段、持ち主の成りたい身体にする事が出来る。
だから、本来ならオフィーリアに授けたらオフィーリアの成りたい身体になるはず。
でも、僕の能力はなんでもありだからね。
僕がオフィーリアに授ける前に醒めるに不老不死を願って授けると、オフィーリアの意思に関係なくオフィーリアは不老不死になれる。
押し付けがましいのは分かってる。でも、死なせたくないから。
「……っ。ん…?
…A……?」
さっきまで眠っていたオフィーリアが目を覚ました。
「……私は、さっき…死んだんじゃ…?」
『君は生き返ったんだ。不老不死としてね。』
「…? 吸血鬼、にでもなったのか?と言うか、お前も吸血鬼だったのか?」
何故か納得したような顔で聞いてきたオフィーリア。
『違うよw僕はまだ吸血鬼じゃない。この世界にはね?吸血鬼以外にも非現実的なものがあるんだよ。……例えば、
能力者、とかね?』
目を赤くしながらそう言った。
すると、オフィーリアは少し目を見開いて……納得したように頷いた。
……やっぱり手品師か何かだと思われてたっぽいなぁ。
「吸血鬼もいれば能力者もいるんだな、この世界は。
本当に飽きないな」
『だよね。とりあえず、僕はやる事があるからこれで一旦さよならだよ。もう1度会いに来るから、そしたらずっと一緒にいられるから。
あと、ロウレスに会ったら駄目だよ?君は死んだ事になってるんだから。』
「…ああ、分かった。」
そうして僕達は別れた。
女神様だよっ★運命を変えちゃ駄目だよ?
…その言葉を思い出しながら。
あと22話……女神様の本性。→←あと24話……平和を願う者。
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!そして応援も大変ありがたいです(*'ω')是非頑張らせて頂きますね! (2017年8月30日 4時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 桜雪(さくらゆき)さん!頑張ってください!《*≧∀≦》 (2017年8月30日 2時) (レス) id: 7586d8e8db (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 凜音(仮)さん» だ、大丈夫ですか??無理はしないでくださいね…………ありがとうございます!私立も公立も頑張りたいと思います!終わったら必ず再開するので、もう少しお待ちしてくださると嬉しいです! (2017年2月21日 23時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
凜音(仮) - ツカレタヨー テストとかテストとかテストとかテs((((すみません.色々あってオカシクなりました…まぁ、桜雪(さくらゆき)さん!私立受験頑張ってください!マッテマス!(`^´)ゞ (2017年2月21日 23時) (レス) id: dd74d78c4b (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - ジューナナイモートさん» 2人でしてくれたんですかね?もう本当にありがとうございます!待っててくれるなんて…!なるべく早く再開できるように頑張ります!! (2017年1月29日 23時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪(さくらゆき) | 作成日時:2016年1月30日 4時