92 追憶/ 革命の最期 ページ42
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「気づいてたか」
「海外に行かず、こんなところで油を売っていていいんですか? 我らが魔王…世界中の誰よりも人間味に溢れた怪物。あなたに看取ってもらえて、私は果報者ですね♪」
「俺としてはコイツらに1票くれてやりたいくらいなんだけどな。洒落者のこいつが、目ぇ腫らしてまで頑張ったんだぞ。Aを巻き込むなんて、絶対したくなかったはずなのにな」
「…」
「はい。その事実だけで、私はあらゆる艱難辛苦を甘んじて受けられます。ありがとう、夏目くん、A。ありがとう、零。あなたたちのことが、大好きでした。あなたたちと過ごした日々は、青春は……。キラキラと輝いていて、まるで……。あぁ、自分の言葉で喋るのは苦手です♪」
渉くんがこんなことを言うとは思わなくて、泣きそうになる。
本当に、これで終わりなの?
全部が過去形になることへの寂しさが胸を強く劈く。
渉くんの言葉に納得したくない。楽しいと思ってるならずっと一緒にいればいいのに。離れなきゃいいのに。
「だいじょうぶ。わかってるよ、渉。俺たちは、ぜんぶわかってるから」
( 私は、分からない )
“五奇人”のメンバーじゃないから。
楽しいならずっと一緒にいればいいって、考えちゃう。
「ほら、いつまでも居座ってたら邪魔だから観客席に移動しようぜ。宗と奏汰も呼んだからさ、気が向いたら応援にくるだろ。久方ぶりの全員集合だ♪」
あの2人も来るんだ。
宗くんは結局あれ以来会えていない。
夏目がどういう状態なのかも教えてくれないから、最後に見たのは崩れ落ちた宗くんだった。
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かげやま(プロフ) - mmkさん» コメントありがとうございます☺️ かっこよくてカリスマがある俺零を書けてるか不安だったのでそう言ってもらえて嬉しいです〜😿！mmk様もお体にお気をつけてお過ごしください！更新頑張ります✊ (2022年8月15日 11時) (
レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
mmk(プロフ) - すごく面白いです…！！俺零様がとても好きです…！！これからも体調崩さない程度に頑張ってください！更新楽しみにしてます! (2022年8月15日 11時) (レス) @page43 id: 27732d5374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年7月13日 14時
