25 追憶/ 部活紹介 ページ25
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最近のAは学院で授業を受け、昼休みにはスバルとご飯を食べて放課後はレッスンかスタジオ、夏目のところに行くのが当たり前になっていた。
最初こそ夏目は「また来たノ」と嫌そうに言っていたが、Aが来る度来る度実験の様子を説明してくれたり、たまに占いを見せてくれるようになった。
Aはと言うと、夏目にその日あったことを愚痴るように言っていた。
そう、二人の仲は良くなっていくものの、教室で会うのは初めてなのだ。正確には友達になってから会うのが、だが。
夏目によると入学式やその後数日はAを教室で見ているらしい。
「何か教室に夏目がいるの、変な感じする」
「…いない方がいいっテ?」
「そんなこと言ってないよ。変な感じってだけ」
「…」
どう聞いても良い言い方ではないんだよな、とでも言いたげな夏目の顔。しかしAにはそれが分かるわけもなく。「何その顔」と返しただけだった。
「うっきょーん！おまたせっ☆ ってあれ、夏目がいる」
「やあ明星くん。元気かナ?」
「元気だけど…何で夏目が? うっきょん、仲良いの?」
「友達なの！ね、夏目」
「ウン」
「へえ、意外だなあ。うっきょんは夏目は苦手なタイプかと思った」
「…キミたちが仲良いのは納得だヨ。よく似てるかラ」
皮肉を言ったつもりだったが、2人は「そうかな?」「そうなのかな〜」と気づいてない。スバルは腕に抱えていたパンをAの机の上に置いた。やきそばパン、コロッケパン、蒸しパン、チョココロネ…。他5個くらいある。
「…こんなに買ったの?」
「え? だってうっきょんが1000円札渡してきたから」
「その分買えなんて言ってない！」
「買うなとも言ってなかったよ」
「ぐぬぬ…！」
どちらにせよAにはこんなに入る胃はない。
コロッケパンを手に取ると、他全てスバルに食べてもらうよう指示した。
「え〜！せっかく買ってきたのに！俺もこんなには食べられないよ！」
「ていうカ、どうして明星くんがAのパシリみたいなことしてるノ?」
友達という関係のように見えたけど。
もしかしたらワガママで自己中心的なAがスバルを虐めているのかもしれない。でもスバルもスバルで簡単に人の下に入るような人物ではないことを夏目は知っている。
一体どういう関係なのか、気になって仕方がない。
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かげやま(プロフ) - みそらーさん» こんにちは！コメントありがとうございます！新作です〜🥳こちらこそ楽しんでもらえるようにがんばります✊ (2022年4月2日 15時) (
レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
みそらー(プロフ) - し、新作ですか…！楽しみです。自分のペースで、応援してます!! (2022年4月2日 15時) (レス) id: 6e5a03b04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年4月2日 0時
