164 イベント/ 事務所STOP ページ14
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Aちゃんが連れられて、レッスン室は大神くんの悔しそうな声が響くだけだった。
( …、あんな、悲しそうに謝って…Aちゃんは何一つ悪くないのに )
Aちゃんの事務所の確認ミス。それを大人の事情で上手いこと誤魔化され、挙げ句の果てには素人には任せてられない発言。そんなこと言ったら、もう二度とプロデュースさせてもらえないと言ってるのと同じじゃないか。
少なくとも七夕祭、数多くのユニットを夏休みにプロデュースして、サマーライブの反省を無駄にしないように務めてきたのに。
「…あまり気を落とすでない。今回は確かに悔しく終わるかもしれないが、先程の嬢ちゃんの選択は間違ってなかった。嬢ちゃんはこれから成長していく、今はまだその途中じゃ」
「はい…」
「だからって、アイツのAの扱い方はねぇだろうが」
「……俺も、Aちゃんのためだって頭に置いてなかったらわんちゃんと同じ態度だったよ」
「右京のためとは、一体どういうことだ?」
「…Aが所属する事務所は古株で、大御所揃い。
Aを守ろうと事務所に反抗すればするほど、我輩たちが不利になるのじゃ。Aはそれを防ぐために、わんこを遠ざけた」
「そういうことだったのか」
あんずもそこまでは分かっていなかったので、それを聞いて朔間先輩が何も言わなかったことに納得した。
先程はAの些細な異変にも気づいていたのに口を開くことはなかった。
「Aを守りたいなら自分の身を守れ、ということじゃよ」
「……あんな扱いを受けてまで、Aちゃんはアイドルでいたいんですね。私もその想いに応えなきゃ、」
「…、そうじゃな。我輩たちもAに劣らないパフォーマンスを魅せようぞ」
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同時刻、マネージャーさんの車内にて。
「…」
「1人面倒なガキはいたが、他は物分り良くて良かったな。特にあの黒髪」
「…れいせんぱい」
「あ? 何か言ったか」
「…なにも」
零先輩は全部分かってた。だから膝をつくAよりも理解が追いついてないあんずの傍に寄った。
( そう…分かってるのに )
「あんな肩抱いてなー…、もしかしたらあの2人デキてんのかもな。アイドルとプロデューサーなんてよくある話だ」
デキてる…? 零先輩と、あんずが?
そんなわけない。
だってあれはただ励ましてるだけ…。
でももし、それが本当だったら?
「…」
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かげやま(プロフ) - 瑠衣さん» コメントありがとうございます。遅くなってしまってすみません…（ ; ; ）引き続き楽しんでもらえるように更新頑張ります🥹🫶 (2022年10月24日 11時) (
レス) @page21 id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きがすごく楽しみです、、！ (2022年10月23日 20時) (レス) @page21 id: 04c1c43a5d (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - めぐるさん» コメントありがとうございます。このあと先もドキドキを届けられるように更新頑張ります✊読んでくださると嬉しいです〜🫶 (2022年9月30日 10時) (レス) id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 更新のたびにどきどきしてます！がんばってください！ (2022年9月30日 10時) (レス) @page7 id: 3d1c15bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年9月29日 6時
