39、夜の訪問者 ページ45
トウマside
サトシのサプライズ歓迎会をした日の夜。
俺は、部屋で休んでいた。
コンコン
すると、窓の方から誰かが窓を叩く音がした。
気になったトウマが窓を開けると、そこには、この島の守り神カプ・コケコの姿があった。
トウマ「っ!カプ・コケコ?!」
トウマが驚いていると、カプ・コケコは話し始めた。
カプ・コケコ(ポケモンの言葉を解する人間よ、少し話がしたい。其方も色々と聞きたいことがあるのだろう。)
トウマ「話?構わないが、どうして俺のところに?」
トウマは率直に疑問をぶつける。
カプ・コケコ(ポケモンの言葉を解する人間は、久々に見た。それで、少しばかり興味を持ってな。)
久々?ってことは、
トウマ「俺と同じような人間にあったことがあるのか?」
俺も、いろんな地方を旅してきたが、俺と同じような人間はNさんとアミュレくらいだ。
カプ・コケコ(ああ、随分と昔にな。それに、昔はどの人間もポケモンの言葉を理解していた。)
トウマ「昔は、どの人間もポケモンの言葉を理解していた?どうゆうことだ?」
カプ・コケコ(そのままの意味だ。昔はどの人間もポケモンの言葉を理解していた。しかし、人間は自分たちの文化を発達させるに連れて、ポケモンの言葉を忘れていった。今となっては、おぬしのような人間は珍しいのだ。)
トウマ「昔は、人間もポケモンの言葉を理解していたのか、、、」
カプ・コケコ(それで、おぬしも色々と聞きたいことがあるのだろう。)
ああ、そうだった。色々と衝撃的な事実の発覚に驚いて、忘れていた。
トウマ「どうして、サトシにzリングを渡したんだ?」
カプ・コケコ(ああ、あの少年のことか。それは、あの少年が他の者とは違うと思ったからだ。)
トウマ「サトシが他の者と違う?」
カプ・コケコ(ああ、あの少年は他の者よりも、強い絆でポケモンと結ばれておる。それで、試してみたくなった。)
トウマ「そうだったのか。」
俺が納得していると、ドアの向こうからナツキの声が聞こえてきた。
ナツキ「トウマー何一人で話してるのー?」
カプ・コケコ(他の人間が来たようだな。では、我は帰るとする。)
シュッ
トウマ「あ!カプ・コケコ!」
ガチャ
ナツキ「カプ・コケコ?」
ナツキが部屋に入ると同時に、カプ・コケコは、去ってしまった。
ナツキ「トウマー、誰と話してたの?」
トウマ「カプ・コケコ。」
ナツキ「嘘?!カプ・コケコが来てたの!」
その後は、ナツキの質問責めで一日が終わった。
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遊星(プロフ) - 水無月 夜深さん» 了解です。謝らなくても焦らなくても大丈夫です。それに私は、この話大好きです。 (2019年5月7日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 夜深(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんコメントありがとうございます。こうゆうコメント貰うとすごい励みになります!とりあえず、書きたいところ書くまでは失踪するつもりはないので、首を長くして待って頂けると有難いです。更新速度も上げられるように頑張ります。 (2019年5月7日 17時) (レス) id: 876c58e39e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - イラスト凄く上手でした。素敵な話なのに更新停止は勿体ないです。早く続きが気になります。 (2019年5月7日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 夜深(プロフ) - シアンさん» コメントありがとうございます。正直勢いに任せて書いてる部分もあるのでどうなのか不安だったのですが、コメント見て安心しました。手持ちは私の好みとキャラの感じに合わせて決めました。ちゃんとみんな出せるように頑張りますね。 (2019年4月1日 21時) (レス) id: 876c58e39e (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - 評価しました!とても面白いです!選んだ手持ちのポケモン最高ですね…!! (2019年4月1日 16時) (レス) id: e43d77e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 夜深 | 作成日時:2019年3月18日 21時