episode４ 社員 ページ4
午後は社長に出来上がった書類にサインをしてもらう。
二か月ぐらい前に会って話したことがあるけどめっちゃ細かったことしか覚えてない。
あと、社長の秘書っぽい人もいたけどその人は身長が高かった。
この会社は副業オッケーだからそれでお金を稼いでいる人もいるらしい。
私はやらないしやれないけど。
歩き慣れたオフィスの道をすたすたと歩いてエレベーターに乗る。
「すいません、入れてくださいっ！」
って言われて私はそんなに急いでなかったからすぐにドアの開けるボタンを押した。
見たことない人だなぁと思って一緒にエレベーターに乗っている人を見ていると
わたしの視線に気が付いてしまったらしくこっちを見て言った。
「僕の顔、なんかついてますか？」
『えっ？！いや全然！は、初めて見る方だなーって思って、』
ヤバい。
焦って同じ年齢の人と同じ感覚で話してしまった。
怒られるかな・・・
「えっと、自分は原案が完成したものを売り出す販売課の
『ああ、どうりで今まで会わなかったんですね。』
仕事の仕組み上嚙み合わない部分はどうしても発生してしまうのが自然の摂理。
「じゃあ、僕はこれで。」
『あっ、はい』
そう言って四階でさとみさんは降りた。
凄くかっこよかったな。スーツめっちゃ似合ってて。
私の行先は五階。
気持ちを整えて社長室のドアをノックする。
『失礼します、デザイン課の灰咲 Aです。』
「はーい、どうぞー！」
出たよ。この社長とは思えないリラックスした声。そして中に入ると部屋が紫で染まってる。
変わんないのが凄いわ。
『この書類二つにサインをお願いします。』
「分かった、ジェルくんペン持ってきて！」
「任せてなーくん。」
何だこれ。
私は何を見せられているんだ。
ぼーっとしながら部屋を眺めた。
よく見ると苺系のグッズ？が多くて社長こんな趣味もあるんだなぁって思ってしまった。
episode５ 社長と秘書っぽい人→←episode３ 私の先輩
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＠穂実(プロフ) - この作品、面白かったです！！ (2021年8月24日 14時) (
レス) id: ad54fa38fe (このIDを非表示/違反報告)
憂＠ui - コメントわざわざ書いて下さりありがとうございました！これからもよろしくお願いします(*'▽') (2021年7月31日 23時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - このおはなしめっちゃ好きです。お疲れ様でした！これからも、作者様の作品を見続けていきます！ (2021年7月31日 20時) (レス) id: 09b5dfeb8e (このIDを非表示/違反報告)
憂＠ui - 本当ですか？これからも頑張ります！ (2021年7月31日 18時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
(´･_･` ) - 憂＠uiさん» 私ななさと推しなんですけど4作目がななさとで嬉しいです！ (2021年7月31日 8時) (レス) id: 58f368fc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂＠ui | 作成日時：2021年7月26日 20時
