ninety seven ページ4
シルクside
シルク「あっ、A!えっ」
呼んでから気がついた
Aがスカートを履いていることに
俺に気がついたAが近づいてくる
シルク「えっ、服、えっ?」
貴「可愛い?」
首を傾げた
俺はこの仕草に弱い
シルク「うん、めちゃめちゃ可愛い」
嬉しそうに笑う
「彼女さん?」
シルク「そう、彼女のA」
いとこがぺこっと頭を下げると
Aも頭を下げた
シルク「こいつは俺のいとこ」
「こいつって言うなww」
納得したように頷いたあと
安心したように笑った
貴「シルクが可愛い女の子といたから」
…それは
嫉妬したって捉えてもいいのか…?
「絶対Aさんの方が可愛いです!」
シルク「うん、そうだと思う」
真顔で付け加えてやれば
いとこに叩かれた
貴「大人っぽい子の方が好きなんだと思った〜」
確かにいとこは大人っぽい
3歳差だけど身長も変わんないし
服もオシャレではある
「可愛い女の子の方が好きでしょ?」
シルク「どちらかと言えば」
可愛いとか綺麗とかの前に
中身の方が大事だし
ズボンだったのが
スカートに変わるだけでこんなに雰囲気変わるんだ
しかもこんなにドキドキしてる
かなりAに溺れてる
「慶に言っちゃお」
彼女がいるってことはおかんしか知らない
当たり前じゃん
言ったら紹介しろって言われる
紹介するのが嫌な訳じゃなくて
兄弟だから似るわけよ
兄貴に目付けられたらたまったもんじゃない
シルク「やめろってww」
貴「もう行っちゃったよ?」
家の中に入っていくいとこ
当然Aは兄貴に気に入られてた
62人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2019年11月15日 17時