シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】 (ページ3)

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Aside

ｼﾙｸ「おまぇ！」
「なにwww」

思わず首を傾げた
シルクが女の子といたから

見た感じ年下の女の子だけど
可愛い服を着ていて

私より断然大人っぽい
いつもズボンとパーカーの私とは違う

親に買って貰えないなんて言い訳
お兄ちゃんに頼んでみよ

無理だったら諦めればいっか
貴「お兄ちゃん、男の人ってどんな服が好きなの〜？」

兄「…ついにキタ！」
ガッツポーズをしながら叫ぶお兄ちゃん

兄「Aがお洒落したいって言う時をずっと待ってた！早く買いに行こう！」

…お洒落したいとは言ってないけど…？
やっぱりお兄ちゃんも変わり者

車に乗せられて近くの服屋さんに入った
兄「やっぱ男にできない服がいいよな、スカートとか」

そう言いながら膝が隠れるくらいの
スカートを私に合わせた

兄「めちゃくちゃいい！これと白いトレーナー持ってたろ？それと着れば可愛い」

それとぉ〜
私より楽しそうに服を選ぶ

「シスコン」
この前タケちゃんが言ってたのを思い出す

きっとお兄ちゃんはシスコン
兄「A白が似合う」

白いタートルネックセーターを渡した
兄「これとそのデニムね」

貴「お兄ちゃん」
呼び止めると不思議そうな顔をして振り向いた

貴「ありがとう」
兄「…どういたしまして」

私の頭をわしゃわしゃっと撫でた
兄「彼氏？かっこいい？」

貴「うん、優しい人」
嬉しそうに笑って

兄「大事にしてもらえよ？」
そう言ってくれた