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Aside
竹「パラ!ハッピーバレンタイン!」
教科書を机に移動させていると
タケちゃんに肩を叩かれた
渡されたのはチロルチョコ
竹「あたしには作れねぇからww友チョコ!」
貴「ありがと〜!私もあげる」
キャンディーの包みみたいに
一つ一つラッピングした生チョコ
少し前まで料理なんて出来なかったけど
最近練習し始めたの
竹「うぉー!女子力だwwありがとな!」
私の頭を撫でて笑った
竹「絹張にはもうあげた?」
貴「まだあげてない」
今日はシルクが日直だったみたいで
先に行ってる!って言ってたから
まだ今日は会ってない
竹「そうなんだ、アイツさっきめっちゃ女子に囲まれてたぜ」
予想はしてた
シルクは人気者だからきっと沢山貰ってるって
わかってたけど…
貴「やだな…」
私よりも料理が上手な子なんて
沢山いるから
「私シルクにチョコいらないって言われた!」
「あたしも!受け取ってくれなかった!」
貴「…チョコいらないのかな…?」
断られたらやだな…
竹「いや、絹張はパラのチョコは断んないってww溺愛してんもんww」
そうは言っても
私よりも女の子っぽくて可愛い子の
チョコを断ってるんだし
渡すのやめよ…
あとでダホちゃんにだけ渡そうかな
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作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2019年11月15日 17時