百八十五粒 ページ42
.
そんな時、私の携帯の着信音が鳴った。
「もしもし」
私が出ると興奮が収まりきれないような声が聞こえてきた。
それも1人ではない。
6人の声が聞こえてきた。
＿＿＿＿ちょっと待っててね。
彼らのその言葉を聞き、ゾロゾロと帰って行くリスナーさんの姿を見送った。
そして、1人会場の外で待っていると彼らが姿を現した。
「…！」
私は思わず彼らの元に駆け寄った。
「お疲れ様でした…！」
ほくほくとした感情が溢れ出た。
そんな私に彼らは口々に聞いてきた。
「どうだった？？」
「僕の少女レイ良かったでしょ？」
「いや手押し相撲勝者の俺の方がよかった」
「いややっぱ最初の俺の、いでよ6人の王子たち！でテンション上がったはずやで？」
「俺的にはおねがいダーリの踊りが1番大変だったからそこの感想が欲しい」
「僕のまだまだ行けるよなぁ？って怖くなかった…？」
彼らの熱量もなかなかで、私は後ろに下がりそうになりながらもちゃんと自信もって答えた。
「皆さん、とってもかっこよかったですよ」
へへへ、と私が笑うと彼らは「ありがとう」と言ってくれた。
そんな彼らに私はこう言った。
.
「…皆さん、私、皆さんのことが大好き見たいです」
その私の言葉に彼らは一瞬目を合わせてこう言った。
「うん、知ってた」
.
これからもよろしくね。
私たちは綺麗な星空の下で約束をした。
＿＿＿＿＿＿＿＿
逆ハーEND【完】
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉犬猫 - ななもり。さんだけｉdでてます (2022年6月18日 20時) (
レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです！ (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかｌＤ出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ？みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます！ (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅうく | 作成日時：2020年4月19日 13時
