百六十九粒 ページ27
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その後さとみさんが直ぐに起きてきた。
「…おはよ」
目を瞑ったまま器用にドアを開けてこちらに向かってきた。
ちょっとカオス…
「おはようさとみくん。
でも目、開けないと転ぶよ」
「ん、開いてる」
明らかな嘘にみんなが笑いをこぼした。
「おはようございます…」
そしてるぅとさんもしばらくしてから出てきた。
目を擦りながら、寝癖がちょっと付いているのが可愛らしい。
「おはよー」
そしてお兄ちゃんも出てきた。
彼の寝癖の凄さはるぅとさんの比ではなく、昔からのものが健在だった。
そしてわらわらと集まってきた彼ら。
莉犬さん、ころんくん、さとみさん、るぅとさん、お兄ちゃん。
私は朝食を作りながら残り1人の起床を待っていた。
「…誰がもりさん起こしに行く?」
「僕やだよ」
「順番的にころんやん、俺がこの前やったし」
そんな中、彼らがコソコソと話し始めた。
…もりさんって、もしかして寝起き悪い?
そんなことを思っているとお兄ちゃんがこっちに来た。
「A〜、なーくん起こしてきてくれへん?」
やけに猫なで声なその声にびっくりしつつ、そんなに寝起きが大変なものかと心配になった。
「もりさん、そんなに寝起き悪いの?」
私がおそるおそる聞くと、んー、と頭をかきながら応えてくれた。
「いやー、不機嫌になるとかじゃないんだけど…
駄々、こねるんだよね…」
駄々を、こねる…?
もりさんが駄々をこねる姿を想像しつつも彼の話の続きを聞いた。
「なーくんが1番大変なのはわかっとるし、ヤダって言われたら皆起こしきれへんのよ」
まぁ。
なんとも優しすぎる彼らの困り方に思わずクスリと笑ってしまった。
「私、起こすの下手だけどベストは尽くすね」
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莉犬猫 - ななもり。さんだけidでてます (2022年6月18日 20時) (レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです! (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかlD出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ?みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます! (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年4月19日 13時