百五十三粒 ページ11
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ほら、と彼の腕を引く。
「あ、ジェルくんさっきから静かだと思ったら！」
「そうだそうだー！エンターテイナー静かだよー？」
そしてみんなに迎え入れられる。
「えぇ？なんなんそれ？」
とかって言いながらも嬉しそうな彼。
「Aも大きくなったなぁって思ってただけやん」
そうやって撫でられる。
なでなでされると嬉しい。
なんか、安心する。
…子供だとかは言わないでおくれ。
へへへと私が笑っていると、さっきからさとみさんにつつかれていたるぅとくんがこう言った。
「なんか、ジェルくんといると妹っぽいですね。
やっぱり年下なんだ…」
なんだかショックを受けられているのかと思っていたがそうではなかったらしく、彼はやけに納得したようだった。
楽しい会話は続く。
「ちなみに、Aちゃんはなんでくん呼びだったりさん呼びだったりするの？」
「…うーん、多分ですね、実際会ったらさん呼びしたくなるんだと思います」
実際会うとさ、やっぱり男の人で、お兄さんで。
くんって感じじゃないよなぁ…って思う。
心の中ではそのまま呼んでいたとしても。
もりさん、さとみさん、るぅとさん…
多分莉犬さん。
で、ころんくんはころんくんで()
ジェルくんに至ってはお兄ちゃんだからな、それはなんか違う。
そしてあっという間に時は過ぎていたようだ。
「あ！やばいよ！もうここ出なきゃ！」
もりさんのその声に一同がやばいやばいと支度を始めた。
「実はね、今日はただ見るだけだったから次はもうほかの予定が入ってるらしくて」
なるほど。
パタパタと皆で走って外に出る。
なんだか、ちょっとだけ青春っぽい。
楽しい日々がまた始まりそうだ。
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沢山コメントありがとうございます！
一つ一つ読ませていただいております！
ただ、全部に返信するのはハードワークすぎるので…ここでお礼を言わせてもらいました！
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莉犬猫 - ななもり。さんだけｉdでてます (2022年6月18日 20時) (
レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです！ (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかｌＤ出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ？みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます！ (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅうく | 作成日時：2020年4月19日 13時
