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百十粒 ページ23

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絶対食べないだろうと思っていた。






さとみさんには言ったよ。
皆さんが良かったら引き受けるとは。




でも、まずころんくんがダメだと思った。

潔癖症で有名な彼が食べると思わなかった。









「あー、あれね。
美味しかった」







そんな私とは対照的にケロッと答える彼。








ずぎゅん。









そんな、そんな、いや…







私がわなわなと肩を震わせている間にも彼は続ける。









「実はさー、なーくんに美味しいとこのハンバーグだからおすそ分けーって貰って。
ちょうどお昼だったし食べたらめちゃくちゃ美味しくて。
はー、騙されたわ」









らしい。









もりさん…騙したのか…確かに食べるかもしれない。
お店のだったら食べるかもしれない。









「えー、俺は嘘ついてないよ。
美味しいAちゃんとこのハンバーグだから」









しかしまぁもりさんはこの通り。









いや、そうですけれども。









「その、今私が作ったということを知った上でまた食べてくださると言うことでしょうか…?」








おそるおそる彼の様子を伺う。









「うん、だからいいんだって。
僕美味しいのなら別にどうでもいいかなぁって」








気が抜けた答えが返ってきた。









「あ、はい…なる、ほど…」









話がトントンと進んでいく。
着いていけない私とは裏腹に彼らは至ってのんびりとしていた。









「あ!それよりなーくんもさとみくんも僕に黙ってこの子の家に来てたってこと?」








彼の唐突な発言に一同がぽかんとした顔になる。







「あり、ばれちった?」







「いやー、ころちゃんならこのまま騙されてくれると思ってたのに」









「えぇ?なに僕バカにされてるの?」







そしてあっという間にわっはっはと楽しそうな笑い声が我が家に溢れていた。









楽しそうな彼らは放送で見せてくれるプリンスと変わらなくって。








私まで笑みが零れた。









「あ、君も笑ってんじゃん」









むすっとする彼が愛おしくて。



ふふふっとまた笑ってしまっていた。







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しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - 瑠李さん» うー、がんぱります…! (4月19日 13時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

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