百九粒 ページ22
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…遅い。
やっぱり帰ってきません。
そりゃそうです。
潔癖症の彼が手作りのハンバーグなんて食べませんよ、絶対。
そんなことを思いながらソワソワしている私。
ベッドにボブっとダイブしぼーっともりさんの帰りを待つ。
「…おいおい、もしかしたらころんが来るかもしれないのに」
と寝転んだ私にそんな言葉が降ってきた。
「…いや、別に」
来ないですもん。
そう言おうとした時だった。
ｶﾞﾁｬﾘ
我が家の扉が再び開く音がしたのだった。
「ただいま〜」
まぁ、なんて私はフラグ回収が上手いんでしょう。
ばっと飛び起きて玄関の方を見るとそこにはもりさんがニコニコして立っていた。
そしてそれだけではない。
「おじゃましますー」
聞き慣れてこの声。
男性としては低めの身長、
可愛らしいベビーフェイス。
…すぅ。
「いやー、ころちゃんも直接説明した方が早いかなーって思って連れてきちゃった」
てへ。とでも言うかのごとくかるーく言った彼。
いや天使。
だかしかし私はころんくんを見てしまった時からしゅーっと停止気味だった。
「…え、え…？」
そしてやっと出た声がこれ。
なんとも間抜けそうな声。
「うわー、綺麗すぎて同じ間取りなのか疑うレベル」
などと固まる私は放ったらかし。
ころんくんは私の部屋をぐるっと見渡しそんなことを言った。
「まぁまぁ、座って話そうか」
食卓を私と3人で囲む。
「じゃあ、改めて説明するね。
給仕係って言っても常日頃なにかする訳じゃなくて。
ライブとかがある時にお願いしたいなぁ、ってぐらいの」
と朗らかに話すもりさん。
質問ある？
とこれまたニコニコと聞いてくる。
いや、はい。
すっと教室で先生に何か質問を聞くかのように手を挙げる。
「はい、Aちゃん」
そして当てられる。
「えー、まずひとつ。
ころんくん、あのハンバーグ食べたんですか…？」
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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか？？ (2021年12月6日 22時) (
レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…！！神ではないですよ！？でも頑張りますね！ありがとうございます！！ (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか？私毎回読ませていただいてます！もうねこの作品は神です！これからも応援するので頑張ってください！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です！！ご自分のペースで更新されてください！いつまでも待ってます！ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます！(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅうく | 作成日時：2020年3月17日 23時
