シャルマン (ページ4)

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第二章友達Ｎｏ．I ページ4

私は、結城凛。
高二の16歳。

これといった得意なことは無い。
周りは、すごいすごいとかいう人がいるけど生徒会長の私だからだろう。

部屋を出たら奏がいた。
「おかえり。奏。」
「ん。ただいま。」
奏は、小学校からの友達だ。

奏はあまり感情を顔にださない。というか、ほとんど。
無表情なのだ。いつも。

勉強は、出来るのに「嫌いだから」と言って全然しない。
運動もそうだ。
センスや実力があるのにやろうとしない。

もったいないと、いつも感じるがそれも奏のいいところなのだろう。

奏はバスケが大好きだった。
小学校の頃だろうか。
いつまでもいつまでも夜中になるまでやってる日もあった。

奏の、バスケチームは全国で優勝したこともあるくらい強かった。
その中でもレギュラーになって、シューティングガードをしていた。

だけど、今は全くやらない。
やらなくなった原因は、なんとなく分かる。

奏が、ここに来た理由だ。
だけどそれを話すのはまた今度にしよう。