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やっぱモテてたか。という思いもあるが、A自身そんな自覚はないらしい。
まぁ、そりゃちょっと目立ちたい奴や、周りに自慢したいと言うやつにとっては、Aの存在はステータスになるだろう。
「ちげぇよ
放っておけなさが…な」
「あー
それはわかる」
「それに俺学校行ってねぇ」
「あれ、そうなの？
てっきり他の大学の学生かと思ってた
Aが��ココは頭がいいの��ってよく言ってたから」
友人の言葉に、もうほんと。と未だに俺の腕で顔を隠しているAに、もっと聞き出したい気持ちが湧いてくる。
「そんなに俺のこと話してんの？」
『ほんと勘弁してください』
そのAの様子にフッと笑う俺と、温かな目を向ける友人。
「私、篠崎カナ
周りからは、シノとか、カナとかで呼ばれてるの」
好きに呼んで。と言う彼女は竹を割ったような性格らしく、先ほどから会話のテンポがいい。
「さっきも言ったし、知ってるとは思うが
九井一だ」
好きに呼んでいい。と��知ってると思うが��を強調した言葉にピクリと反応したAに口元を緩める。
「そんな髪飾り持ってたっけ？」
似合ってるね。とAの後頭部を見た篠崎にAがようやく顔を上げた。
『ココがくれたの！』
「そんな嬉しそうな顔されたら彼氏としてはなんでも買ってあげたくなるよね」
「さっきから服でも鞄でも欲しいもの言えって言ってんだけどな
ねぇんだってよ」
腕から少し離れたAを少し名残惜しく感じながら、空いてる手で髪を梳く。
「言っちゃいなよ！
いつもバイト代でやりくりしてるんだから〜」
『ダメだよ
ココ本当に買っちゃうから』
篠崎が茶化すように言えばケラケラと笑いながら答えるA。
全然買うけど？むしろ勝手に買ってAの家に届けてもいいくらい。
もし家に入らないと言うなら家買うけど。
今Aがどのくらいの家に住んでるのかは詳しくは知らない。
マンションの下まで行くことはあっても、中には入っていないから。
間取りやその他諸々調べてもいいが、コソコソ調べるのはちょっと気が引ける。
『それに、物はいらないの』
ふんわりと微笑んだAは、繋いだ手に力を込めた。
『物じゃなくて、ココがいいから』
ズルくね？
思わず片手で顔を覆って空を仰ぐ。
「はい、彼氏ノックアウトーー」
ご馳走様。と言った篠崎は、デートの邪魔はできないと背を向けた。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
